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「わたしのやさしい詩」(詩)

わたしはやさしいひとだった
わたしはやましいひとだった
わたしはただしいひとだった
わたしはただれたひとだった
わたしはましろのひとだった
わたしのまわたはしけってた
わたしはいいかけてだまった
わたしはとどかぬ月を抱いた
わたしはひと房をつまみあげ
わたしに浸してさけとあおげ
わたしはぽつねりんとひとつ
やがて崩れる暗黒に笑ってる

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