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「ありがとう」(詩)

死にたくなる毎日に 感謝を
朝の体を重くする悪夢にも感謝を
私に正しい認識を ありがとう
どこかで 吹っ切れる
ああ もう どうだっていい
そうして自由に振り回す両手の気持ちよさ
高い青をさらって
爪をかすった冷たさに 笑い声をあげる
ここに追いつかれたら
また 捕まってあげてもいい
ふとりぼっちの手が親しい
あなただけの私 も 私にとって 必要だから
離れてはいられない孤独に
行く先の見えない闇に
溢れ出せば 止めようのない不安に
自分の揚げ足ばかり見せる鏡に
私のありとあらゆる一部につながる
涙に包まれる その背に
心からの ありがとう

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