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「ことば」の解説のような

言葉っていうものは、
わたしにとって、
または言葉を生業にしていらっしゃる方々にとって、
とくべつです。

それ本体がすでに大きなエネルギーを秘めていることを理解しているし、
そしてそれの磨き方、
穴の開け方、
押す力の程度によって、
起こる全ては言葉のせいではありません。

すべては使ったものの責め。
そして、言葉とは、そうやって圧倒的に真っ平らな場所で立ち会って関係を灯すものであってほしい。

そんな気持ちの詩です。


言葉はひとつ
落ちずに留まるものであるべきだ
そこにある力を
その力のまま静まるものであるべきだ

口を開き
喉をあたえ
言葉を遠くよびよせる
そうして力は叶うものへとうつる

言葉をあつかうことはできない
ただ与えられること
それはただしく与えあうことなのだ

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