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たづな (詩)

どんな勇気も
わたしあってこそ
ここで 踏みしめるものが
あってこそ
どこそこの
誰それが
微笑んでいても
歯を剥き出しにしていても
わたしがあってこそ
この手綱も役に立つ
この手綱を手放すことも
わたしがこうして在ってこそ
このひとことに
いつから風は吹いていた
あなたは
根っからの笑顔で
わたしであってこその
この勇気を振り下ろす

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