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雨漏りがしてきたらいいな と思った 息を整える箱の中だと 外はざあざあ あーせいせい この…
とろとろとやわらかく白い息吹は 祈りを必する やさしいこころが織物ならば いくらでも軽く軽…
白い空を見上げながら 光がやって来るのを感じた あの白はやがてゆらぎ そして灯へと変わる う…
【青】 まっさらな空は淋しい 青く 青く 青く 轟く風の音さえ鎮まる 青に 青に 青に 【白】…
この手は白い手 どこより生まれて ここに生えたの わたしの手 うまく運べ そつなく折れて か…
生きるのに とまどう 息だけでは届かない 白い矢を 模して飛ぶ 追いかける一途の火がなけれ…
笑顔を見送って はや幾筋の 満たされた線を越えたの いつか振りかえるかしらと 見つめていたのは 果たして長い時だったのか 瞬きをゆっくりとおとしながら いくつもの花を越え 梢を越えて 滑らかな小石を手のなかに作り出し 来たこの夜にも 見送ったときの口元を浮かべていた わたしの光は 閃いて どこか視線の端を 小さく 白く染める
いのりには色が とびこんでくる すべが 白によせられ そして 黒のうちがわで身を結び どこま…