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余情

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小説。 あなたに一目会うために十年を繰り返すわたしのお話し。
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#部屋

余情 45〈小説〉

 クリスマス当日は、私のバイトが終わってから、いつもよりも少し良いものを互いに持ち寄って…

とし総子
1年前
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余情 43〈小説〉

 クリスマスから年始にかけて、本屋は忙しかった。包装を頼まれることが増え、また図書券もよ…

とし総子
1年前
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余情 38〈小説〉

「それで、結局いっしょに住むことになったっていう話?」  目の前で頬杖をついた級友は、眩…

とし総子
1年前
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余情 33〈小説〉

 児童書の一帯を整えていると、学生の塊が店の前を通っていくのが見えた。  その大きな流れ…

とし総子
2年前
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余情 23 〈小説〉

 試験勉強をいっしょにしましょう、と言って連れてこられたはずなのに、結局は本を読んでいる…

とし総子
2年前
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