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日記エッセイ『便座って、消耗品ですか?』#56(2023/12/6)

・思い出のビデオテープを蘇らせたい(スノードームを囲む笑顔たちを回顧して)

気が付けばもう2023年も9割以上終了ですよ。皆さんどうお過ごしですか?
風邪なんか引いてない?あったかくして過ごしてよ?なに?「お前は俺の母ちゃんかドリフのまがい物か?」ははは、すまんすまん。いつもの所帯じみたおじさんの雰囲気だしてみた。永遠の独身貴族のくせにおいら頑張ってるんだぜ。あっ、なんか目から熱い汁が出るわ(笑)

今日のテーマはズバリ、オールドメディアな「ビデオテープにまつわるお話」である。2023年現在、あまりビデオテープなんて使わないよね~。カセットテープは復権の兆しがあるのに、ビデオテープって基本的にアナログ波を録画する機械が大半だったし、それも国内では製造中止してるしとっつきにくい印象なのかな。ちなみにうちの場合ビデオじゃなくてLD(レーザーディスク)は現役で、ブレイクする前の米米CLUBのライブのLDを見たりしていたのだ!さすがにカラオケLDはみなかったけれど。LDプレーヤーはさすがに処分しちゃったな。大きすぎちゃって。ビデオは押し入れにしまったまま、だぁ。

そんなわけで、うちにも各種ビデオテープが眠っている。父が好きだった映画のコレクション、母が好きだった漫才とかH Jungle with tのビデオ、globeとかラルク、TMR-eのMVとかあとファンクラブに入るくらい好きだった野猿のビデオ(笑)。(昔はプロモーションビデオ:PVって言ってたけど、チャートに出る画像はこれなんだな)などのライブ映像が残っている。こういうビデオテープの類は本当はきちんと保管したりしておかなきゃいけないんだけど、もしかするとカビとか生えてるかもしれないのだな。これを近いうち、テープへのダメージが極力少ないうちに自分が個人的に見るだけの目的…私的複製の範囲で管理したいと思っている。

もうひとつ、僕が亡き父と約束したことがあった。「妹が20年から30年ほど前にヤマハピアノ教室に通っていた頃の発表会を数分ほどのビデオに収めたものがある。それをDVDやmicroSDカードなどにデータを収納して妹に持たせてやってほしい」と頼まれたまま、その手に詳しくなかったこともあり機械が手に入らず約束相手の父も亡くなり3年が経過している。父は複製業者に要請することも考えていたようだが、体が弱っていく中、それが自分ひとりでは実現が難しいことも察していたようだった。

少し話はズレるけど、今日のヘッダー画像はスノードームなんだけれど、ちょうどいま時期、クリスマスの時期の演奏会だったので、プレゼント交換があって、僕も参加することができ、みごとスノードームを手に入れたのだ。

逆さにしてから元の位置に戻すと雪が降っているように見えることが面白くて何度も遊んだ。逆さになったスノードームをレンズのようにとおして、笑顔の両親や、妹、友達、いろんなものを透過して見ていた。僕にもそういう意味で思い出のおすそ分けをしてもらったイベントだった、なぁ。

そろそろ約束を実行するときがきたかもしれないが、まだ変換機器を買ってないので何とも言えないけど、近々それを実行しようと思う。経過はこのNoteでもぼちぼち追っていきたいと思っている。

・うちの母ちゃん、仕事を辞める

細かい話は割愛するけど、うちの母ちゃん清掃業の仕事を辞めることになったんですよ。期間満了による解雇ってやつですね。何かやらかしたわけでもなく、会社全体の若返りが目的らしい。年齢から考えたら普通に定年退職みたいな年齢なので、母としては覚悟していたみたい。

ただ単純にそうなるとうちの経済としては厳しいので、時間を短くして勤めることも考えたら?って再考を促した(ひでぇ、高齢の母親にまだ働けというのか、と怒られそうだが)んだけど、母は、期間満了を言い渡された段階で、完全に糸が切れた凧状態で、燃え尽きてしまっていてもう職場に行く気がゼロなのに後ろ髪惹かれる思いで仕事に行くという…。

「時間短くするならまだ仕事があるよ」って言われたんだけど、母は断ってしまったんですね、ええ。膝に水をためながら仕事したり、手首にガングリオンを作るほど仕事してたんですよ。本当に感謝しかない。ということで、秋月家おつかれさん会最終回を行うことになりました。今までの苦労をねぎらうため、早生まれの母の誕生日に合わせ、来年行うことにしました。ここまでしてくれた母には、うまい言葉が見つかりません。とにもかくにもお母ちゃん、お疲れさまでした。

・「いいですね!」ウチの主治医が絶賛。薬をなるべく飲み逃さないテクニック(すでにやってる人もいるよねきっと)

内科だろうが耳鼻科だろうが、神経科だろうが薬を十数年飲んでいると、正直漫然と飲んでいてきちんと時間通りに飲む習慣がどうしても崩れてきがちになる。それがたとえお薬カレンダーに入れていたとしても、自分以外にガッチガチに監視してくれる人はそういない。まさか親に毎食管理してもらうわけにもいかず。

そこで登場するのが、Amazon Alexaのリマインダー機能で、鳴らす時間を指定、”服薬の時間ですよ”と設定しておくと、「お薬の時間です!」と教えてくれるのだ。スマホを割と使う人であれば、iphoneでもAndroidでもいいんだけどリマインダー機能は本当に便利だ。絶対この時間に飲もうと決めた時間にセットしておけば、それに従って飲むだけできちんと服薬管理ができ、血中濃度の問題もクリアになる、というわけだ。僕は自覚的に怠惰なのでAlexaも使うし、スマホのリマインダーも使う。で、スマホのリマインダーには面白おかしく、

(……きこえますか…きこえますか…秋月よ…秋月よ…わたしは… あなたの主治医です… 今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています…パソコンや…スマホで…ネットを見たり…音楽を…聴いている…場合では…ありません…あなたが…病気を…良くするには…定期…服薬です…どうか…服薬を…するのです…朝薬を…飲むのです…朝薬を飲むのです…)
 
みたいなのを作って、テンション上げて薬を飲むように仕向けるとかね。うちの主治医がすごくこの「リマインダー案」を気に入ってくれてね(さすがに太字のセリフは言わなかったけど笑)。世代が近いかどうかはわからんけど、ネタを取り入れて楽しく薬が飲める習慣がつくのはいいよね、という話でした。

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