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マリファナの誘惑もすぐそこ!?タンジェでは売人に声をかけられる

突然ですがみなさん、ドラッグに関わったことはありますか?このブログの読者のみなさんは、関わったことはないと信じています。(言わずもがな、管理人も関わったことはありません!)

「ドラッグは表の社会に生きる者とは無縁のもの」

そう思っていますか?だとしたら気を付けてください。売人はあなたのすぐ後ろに近づいてきているかもしれませんよ…


売人は日本人と判断して声をかけているのか?

管理人がタンジェ市内を歩いていると、ときどき声をかけられます。

「ヘイ、チャイニーズ!」

「ニーハオ!」

「ヘイ兄弟!調子はどうだい?」

これらの内容から察するに、何人だかはわからないがとりあえず適当に声をかけていると判断できます。声をかけてくる人間は固定ではなく、たくさんいます。


ひとりでいる東洋人は声をかけられやすい!?

先述の声かけの内容から、少なからず東洋人に的を絞っているようにも感じられます。そして連れがいない者に限っているようにも見て取れます。


誰かに声をかけられるとロックオンされる

タンジェからスペインのタリファ行きの最安値チケットを探しに、乱立する旅行代理店を回っていたときのことです。最初の代理店を出ると男に声をかけられました。

「ヘイ!安いチケット探してる?ついてきな!」

男についていくと、そこは管理人が行こうと思っていた別の旅行代理店でした。確かにさっきの代理店よりは安いです。ですがこの店で買うつもりはありません。お礼を言って店を出ようとすると、さっきの男に呼び止められます。

「タバコは吸わない?いい場所知ってるぜ!」

おそらくマリファナのことでしょう。吸わないと答えて店を出ます。店を出た瞬間、またもや別の男に話しかけられました。

「ヘイ!タバコ?それともマリファナ?案内してやるよ」

管理人はジェスチャーのみで断って去りました。一度標的にされると次から次へとわけのわからない輩が近寄ってきます。こういう人間に声をかけられるだけで、心がどんどんささくれ立っていきます。


マリファナの袋を見せられる

いつものようにタンジャ・マリーナ・ベイへ行っていたある日のこと、2人で歩いていた男のひとりが管理人の方に近づいてきました。おそらくマリファナの売人だろうと思って様子を見ることにしました。この歯のない男は管理人にアラビア語で話しかけてきたので、わからないと答えました。するとすぐに、流暢な英語に切り替えてきました。

「日本人か?どこから来たんだ?俺のこと覚えてる?5日前に旧市街の石段のところで君に話しかけたんだけどさ?俺ここから75km行ったところに畑持ってて、そこでマリファナ育ててるんだ。買わないか?安くしとくぜ?」

ピンク色の袋に包まれた何かを見せてきました。中身は見えませんでしたが、これがマリファナなのでしょう。こちらが低いトーンの声で断ると、「サヨナラ!」と言って去って行きました。

この男が数日前に本当に管理人に話しかけてきた輩なのかどうか、正直覚えていません。歩くたびにいろいろな場所で声をかけられるので、ほとんど無視しているからです。それにしても、こんな信用できない風体の男からマリファナを買う人などいるのでしょうか?

タンジェのナイトクラブ通りです。マリファナの売人にとって格好の売り場です

まさか女の売人も!?

この歯のない男に話しかけられた翌日のことです。管理人は昨日と同じ場所にいました。人々が次々と行き交いますが、1つのグループに目が留まりました。

4人で歩いていたグループで2人は子供、2人はイスラム教徒の女性でヒジャブを被っています。そのグループは管理人から少し離れたところを歩いていましたが、わざわざ方向を変えてこちらに向かってきました。そして子供を連れたヒジャブの女性が管理人の前で立ち止まりました。管理人は少し身構えます。

「また売人!?しかも今日は女?」

顔を見るとまだ10代のあどけない少女です。手に引いているのはおそらく弟でしょう。「こんな子供まで売人をやっているのか?」

そう思っているとその少女が話しかけてきます。

「調子どう?」とフランス語で聞いてきました。黙っていると、少女が管理人の顔を見上げたまま親指を突き立てた手を回転させます。グッドかバッドか聞いているようです。グッドサインで答えると、管理人の拳に彼女の拳を軽く付き合わせて、「bye」と言って去って行きました。それで終わりです。

またマリファナを見せつけられるんだろうと思っていた管理人は拍子抜けしました。彼女の目的が何だったのかはわかりませんが、なんとなく心がほんのりと温かくなりました。あんなあどけない少女がマリファナの売人ではなくてよかったです。

こんな子供が遊ぶような場所でも、売人はお構いなしに声をかけてきます

まとめ

「マリファナ?」と言われても、無視して立ち去れば問題ありません。もしそれでも執拗に追いかけてくるようなら、日本語で「失せろ!」と怒鳴ってみましょう。聞き覚えのない単語を言われて多少はひるむはずです。その間に立ち去りましょう。

残念ながら、ここタンジェでフレンドリーに話しかけてくる人間のほとんどがマリファナの売人です。英語が流暢であれば特にです。せっかくの旅行で開放的な気分になっているところでしょうが、話しかけてくる男は全部無視しましょう。それが最も効率的です。

マリファナに関わることなく、楽しいタンジェ滞在を!


それではまた!

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