日本帰国はできるのか！？どうなるアメリカ国内での乗り継ぎの行方！
前々回の投稿で鬼畜な航空券の組み合わせを、前回の投稿で発券会社の最悪な対応を記載してきました。
これちゃんと乗り継ぎできるの！？鬼畜な格安航空券の組み合わせ！ - 日本人いない場所 (nihonjin-inai-basyo.com)
最悪な対応の航空券発券会社！こんな会社が存続できているのが謎！ - 日本人いない場所 (nihonjin-inai-basyo.com)
今回はついに日本帰国へ踏み出します。
果たして帰国できるのか！？乗り継ぎできなくなったフライトはつながるのか！？
PCR検査も完了し、プラヤ・デル・カルメンからバスを利用してカンクン国際空港に向かいます。バスは無事到着し、第一関門には到達できました。
カンクン国際空港
ビバアエロブスのチェックインカウンターに並ぶ行列は、ものすごい長蛇の列となっていました。かなり時間に余裕をもって出発したのに、このままでは搭乗に間に合いません。管理人の搭乗するフライトへの優先チェックインが呼びかけられたので、受託手荷物を預けます。保安検査場を突破し、最初のフライトを待ちます。
管理人のフライトは35分遅れになっていました。ですがどんどん時間は遅れ、機体に乗り込んだのが15時40分になっていました。（予定離陸時刻は14時20分でした。）2時間以上遅れれば、海外旅行傷害保険会社から少額の補償がもらえるのですが、そこにはギリギリ届かない時間で出発しました。
グアダラハラ国際空港
当初の予定ではそこそこ乗り継ぎに余裕があるはずだったのですが、最初のフライトが遅れたため忙しくなってしまいました。というのも、一度受託手荷物を受け取り、再度チェックインしなければならないからです。なぜ同じ航空会社の乗り継ぎでこのような事態が発生するのかはわかりません。ビバアエロブスはメキシコ国内でもあまり評判がよくないようです。管理人は二度と利用しません。みなさんも利用する際には注意しましょう。
管理人が最も心配していたのは、チェックインカウンターまでの酷い行列です。先ほどのカンクン国際空港と同じ状況であれば絶対に間に合わないでしょう。ですがチェックインカウンターに行くと、誰も並んでいませんでした。拍子抜けするほどあっさりチェックインできました。ちなみに15kgの受託手荷物枠を購入していたのですが、管理人のスーツケース重量は14.9kgでした。ギリギリもいいとこです。
出国審査も無事に済み、アメリカへの出発を待つのみです。ほぼ予定時刻に出発しました。
ロサンゼルス国際空港
機内で紙の出国カードを書き、予定通りの時刻に到着しました。人生初めてのアメリカです。ですが、ここで管理人の人生は終了するかもしれません。今の精神状態では、乗り継ぎができないことをごねまくって、空港警察に連行される可能性も充分にあり得ますから…。
ほとんど眠れず空港内で一晩過ごした後、アラスカ航空のチェックインカウンターに行きます。自動チェックイン機で何度か試しましたが、「あなたのフライトが見つからないので係員に相談してください」とのメッセージが出てチェックインできませんでした。Gotogateによって勝手にフライトがキャンセルされたのかもしれません。暴れる準備はできています。
係員が来るまで相当待たされましたが、ついにアシスタントを必要とするレーンに並びます。何人かの乗客の対応を終え、管理人の番になりました。どう暴れてやろうか考えながら、最初に発行されたeチケットをスタッフに提示します。どんな言い訳をしてくるのだろうか？そんなことを考えながら待っていると、特に何も言われないまま搭乗券を渡されました。
渡された搭乗券は1枚です。8時5分発のサンフランシスコ行きの搭乗券です。話を聞くと、サンフランシスコからのフライトは管理人が以前HP上で選択した代替便に変更されたようです。サンフランシスコ⇒成田に直行のANA便です。ここで預けたスーツケースは成田まで直接運んでくれるようです。ただしサンフランシスコ⇒成田便の搭乗券を、サンフランシスコ国際空港のチェックインカウンターに並んで受け取る必要があるようですが。
まったく問題ありません！最大の懸念事項があっさり片付いたうえ、バンクーバーを経由するという無駄な1便がなくなったのですから。Gotogateに言われるがままキャンセルしなくて本当によかったです。むしろキャンセルしていたら余計な持ち出しが発生するところでした。今回の経験で学んだことは、「発券会社の言いなりになってキャンセルなどするな」ということです。そのまま強気でいったからこそ、当初の状況よりむしろよくなったのですから。
8時5分発の機体に乗り込みますが、30分遅れても離陸しません。結局50分も遅れて離陸しました。いくら次のフライトが変更されたとはいえ、そこまで乗り継ぎ時間に余裕があるわけではありません。気が休まることがないままサンフランシスコ国際空港に向かいます。
サンフランシスコ国際空港
50分のフライトを終え、サンフランシスコ国際空港に到着しました。ターミナル間をモノレールで移動し、ANAのチェックインカウンターに並びます。この変更された便はANAとタイ航空のコードシェア便のようです。荷物は先に預けてあるので搭乗券だけが欲しいというと、MySOSのアプリ画面を要求されました。
そうです、この時点（2022年7月末）では面倒な手続きが必要だったのです。PCR検査陰性の結果をMySOSと呼ばれるアプリを通じて提出するのです。ワクチン接種証明書と併せて。事前登録ではいろいろ問題もありましたが、この時点では無事登録が済んでいます。QRコードを提示すると、成田行きの搭乗券が発行されました。
長い戦いにようやく決着が着きました。2か月前のアラスカ航空の勝手なフライトスケジュール変更から始まった今回の戦い。蓋を開けてみれば当初の予定通り、いえ、むしろ当初よりもいい状況になって日本に帰国できることになったのです。この搭乗券が発行されたとき、初めて「Enjoy your flight」の言葉が胸にすっと入ってきました。そうです、ようやく心からフライトを楽しめるのです。
発行された搭乗券には座席の記載がありませんでしたが、搭乗ゲートでようやく確定しました。真ん中の席という、座席的にはよくないものですが仕方ありません。急遽ねじ込まれた乗客なのですから文句は言えません。予定時刻に機体に搭乗します。
Enjoy my flight
無事機体は成田に向けて離陸しました。これでもう心配することはありません。普段それほど酒を飲まない管理人ですが、この時ばかりはお祝いにアルコールを解禁しました。無料で選択できる飲み物の中からビールを注文できたのです。さすがANA便です。ビールが最高においしかったです。
機内食も提供されました。何時間ぶりでしょうか、まともな食事は？メキシコの宿を出発してからお菓子しか食べていませんでした。鶏の照り焼き飯を選択しました。こんなにも機内食がおいしいなんて。思わず涙が出そうになりました。
この2日間で1時間ほどしか眠れていないのにもかかわらず、眠ることができません。管理人の脳は、このストレス環境下の中で壊れたようです。映画を見たりしましたが、目が疲れたので音楽を聞くことにします。眠れなくても目をつぶって休みます。
着陸前に2回目の機内食が提供されました。量が少し物足りませんでしたが、相変わらずおいしい食事でした。充分にこのフライトを楽しむことができました。
成田空港
ほぼ予定時刻に成田空港に到着しました。ですがいつもと状況が違います。乗客はしばらく機内で待機するように命じられました。数分後、国際便乗り継ぎ客が先に機体を降りるよう促されました。半分くらいの乗客が降りました。まさかこの極東の地でこれほど多くの乗客が、観光もせずに国際線乗り継ぎを行うのは驚きでした。今まで成田空港で国際線乗り継ぎする客をほとんど見たことがなかったからです。成田空港もだいぶ変化したのですね。
20分ほどして残りの乗客が機体から降りることができました。MySOSアプリを起動させておくように言われ、一次受付と二次受付に進みます。「問題なし」の青の画面を見せて通過し、入国審査へ向かいます。もう今は係員と話もしなくていいんですね。パスポートの読み込みと顔認証だけで通過できるのですから。税関申告書を書いて提出し、これにて無事到着ロビーに入れました。
まとめ
いかがでしたでしょうか？長きに渡る航空会社との戦いを経て、ようやく無事に日本に辿り着けました。
あれこれ先回りせず、そのまま流れに身を任せた方がいいことが身をもって証明されました。発券会社の言いなりになってフライトをキャンセルしていたら、一体どんなことになっていたのかわかりません。
「Gotogate」は安くても利用しないことを強くおすすめします。乗り継ぎのない便や、あったとしても待ち時間が充分あるフライトなら問題ないでしょうが、今回のような綱渡りのフライトスケジュールですと間違いなく問題が起きます。ですが、この投稿を読んだあなたならきっと大丈夫です。対応策を学べたのですから。
格安航空券を買う場合には、乗り継ぎ時間に充分留意して購入しましょう。管理人のように余計な心労を抱えたまま旅行するのは精神的にも肉体的にもよくありませんから。乗り継ぎの心配のない航空券を購入して、快適な空の旅をお楽しみください！
「Enjoy your flight!」
それではまた！
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