地方と言えども国際空港!モロッコ・タンジェ空港は空港泊可能!?
みなさんは空港泊をしたことがありますか?利用する便の離陸時刻が早朝のため公共交通機関が利用できないとか、1泊分のホテル代を節約したいとか理由は様々あると思います。
管理人は空港泊の経験が結構あります。「自分が我慢すれば多少旅費が浮く」という考えが心に根付いているため、空港泊を選びがちです。そんな中、今回のフライトでも空港泊を選択せざるを得ない状況に陥りました。今回はそんな投稿です。
管理人のフライトスケジュール
管理人のフライトスケジュール詳細はこうです。
2023年10月26日5時:タンジェ⇒リスボン
同日18時:リスボン⇒ベルリン
安さには勝てず、またもやハードスケジュールのフライトを悪名高き「Gotogate」で購入してしまいました。Gotogateの悪評は以下のリンクを参照ください。
最悪な対応の航空券発券会社!こんな会社が存続できているのが謎! - 日本人いない場所 (nihonjin-inai-basyo.com)
航空券比較サイトで「Gotogate」の名前が出てきたとき非常に迷ったのですが、今回は乗り継ぎ時間が12時間あるため問題ないだろうと考えました。
みなさんは朝5時発のフライトの場合、どういったスケジュールを立てますか?一応このフライトは国際便のため、出発時刻の2時間前には空港内に待機している必要があります。つまり3時には空港にいるべきなのです。
タンジェ空港への移動手段
悩ましいのが、タンジェ旧市街から空港への移動手段です。
残念ながらタンジェには公共交通機関がないため、タクシーで移動するしかありません。旧市街から空港へのタクシー料金には相場があり、昼間(5:30⇒22:30)が100MAD、夜間(22:30⇒翌5:30)が1.5倍の150MADとなっているようです。ですが運転手によっては昼間の料金を150MADとし、夜間は225MADを請求する輩もいるようです。
ちなみに空港へ行くには、グランタクシーという市外まで行ってくれるタクシーに頼まないとダメという話を聞きましたが、現在では緑色のプティタクシーでも空港まで行ってくれるようになったという話もあります。
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管理人は現金を150MADしか持っておらず、できれば昼間の時間帯に移動したいと考えていました。この国のタクシーは現金しか受け付けないため、現金が必須になります。150MADあれば、ぼったくりの運転手に当たったとしてもなんとか支払えますので。
管理人が立てたプランはこうです。
「20~21時にタクシーを利用してタンジェ空港に行き、翌朝のフライトに備え空港泊をする」
タンジェ空港は空港泊可能か?
モロッコ人の友人にその旨を伝えると、こういった意見が返ってきました。
「タンジェ空港はとても小さい空港。しかも空港警察がいて、夜間は空港建物内に入れないと思う」
なんということでしょう!タンジェ空港は一応国際空港です。しかも早朝5時にフライトが設定してあるのです。当然管理人は24時間体制で営業しているものだと思っていました。インターネットでタンジェ空港に関する情報を調べましたが、空港泊ができるかどうかに関しては何も記載がありませんでした。しかし滞在中のホテルは前日25日の昼にチェックアウトしなければなりません。今更予定の変更もできませんので、このまま空港泊のプランで強行するしかありません。
モロッコ人の友人が助けてくれた
そのモロッコ人の友人が知り合いのタクシー運転手を紹介してくれました。これにより、ぼったくり価格で料金を請求される心配はなくなりました。仮に夜間料金になっても支払えそうです。
ついに当日がやってきました。10月25日の12時にホテルをチェックアウトした後、長い時間潰しをしなければなりません。
「近場に外出して数時間、タクシーが迎えに来るまでの夕方の数時間はホテル内で営業しているカフェで時間を潰す」
数時間の外出後にホテルに戻ると、なんと支配人が「タクシーの送迎が来るまで先ほどと同じ部屋に滞在していいよ」と言ってくれました。支配人と長年の友人関係であるモロッコ人の友人が気を遣って、管理人のことを話しておいてくれたようです。しかも追加料金なしで滞在できることになりました。
これにより、タンジェ空港内で夜間滞在をするという最悪の事態が回避できました。友人と支配人には感謝してもしきれません。
夜間のタクシー
この国のタクシー運転手が時間にどれほど正確なのかわかりませんので、2時に迎えに来てくれるようお願いしておきました。仮に30分くらい遅れて到着しても、出発時刻の2時間前の3時には空港に到着できる算段です。
2時きっかりに迎えに来てくれました。車までスーツケースを運び、さらに積み込みまでしてくれました。友人が紹介してくれたドライバーとは別人でしたが、それでもそのドライバーの同僚なので、ぼったくりの心配はないでしょう。気さくに話しかけてきます。
2時半には空港に到着しました。150MADで足りるか不安でしたが、その額を渡すと喜んで去っていきました。なんとか無事空港に辿り着きました。
モロッコ・タンジェ空港
空港内の建物入口で荷物をX線検査機に通し、中に入ります。おそらく同じフライトの乗客と思われる人たちがそこそこいます。というのも、管理人が乗る5時リスボン行きがこの空港の1日のフライトスケジュールの中で一番早い便のようです。つまり、すでにここにいる人たちは管理人と同じ便に乗るために待っているということです。
建物内には椅子がそこそこあります。
寝転がれるような造りにはなっていませんが、雰囲気的には宿泊してもOKそうな感じです。トイレも1か所ですが開いていますし、カフェも1か所営業しています。夜を明かしたと思われるような客はいなさそうでしたが、入口のX線検査員にさえ止められなければ建物内で夜を明かすことはできると思われます。
おまけ・グダグダな保安検査場と出国審査
保安検査場はフライト2時間前になっても開きませんでした。80分前にようやく開き、乗客がなだれ込みます。
ちなみにここでMADの現金を所持しているかどうかを聞かれます。少額であれば持っていないと答えてもOKですが、紙幣を大量に所持しているとチェックされます。管理人の前の乗客は所持している紙幣を全部チェックされていました。没収されたかどうかは定かではありませんが、MADの現金はできるだけ使い切るようにしておいてください。タクシー夜間料金を払い終えた管理人には8MADしか残っていなかったため、持っていないと答えてノーチェックで通れました。
その後出国審査ですが、これも解放されているブースが少なく、しかもすぐに通過できる人間が多くありません。モロッコ人の出国には時間がかかるようです。日本人の管理人は何も聞かれることなくスタンプを押してもらえました。
搭乗待合エリアは2~3箇所しかありません。管理人がここに辿り着いた時にはすでに機体搭乗時刻を過ぎていました。ですが一向に搭乗準備が整いません。機体に搭乗できたのはフライト時刻10分前です。当然のごとく遅れて離陸しました。
まとめ
タンジェ空港はおそらく、空港泊が可能だと思われます。管理人は運よくその事態を経験せずに済んだので、充分な検証ができたとは言えないのが申し訳ありませんが。
ですが非常に小さな空港なので、できることなら空港泊をせずに済むような旅程を立てましょう。
それではまた!
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