見出し画像

土井礼一郎・第一歌集『義弟全史』

歌誌「かばん」でご一緒している土井礼一郎さんの第一歌集『義弟全史』(短歌研究社)が発行されました。土井さんは2019年に第37回現代短歌評論賞を受賞されているので、待望の歌集です。

義弟全史。これだけ見たらとても短歌の歌集とは思えず、インパクト大。それでいて、知的な雰囲気をまとった書名です。そういえば、私の知る土井さんは、知的かつ少々ミステリアスな雰囲気をもった青年。その意味で、このタイトルは土井さんらしいかも知れません。

ところで「かばん」といえば、なんと! もうすぐ40周年なのです。「若者が多い」「指導者がいない」「口語短歌が主流のグループ」などといった印象もあるでしょうが、誌自体はすっかり成熟した年齢になりました。30周年大会のときは、私ともう一人の女性会員が進行を担当しました。さて、40周年はどうなることやら。

短歌研究社