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「自分らしく生きる」ということ/2022年ふりかえり

2022年が早くも終わりを迎える。

年の瀬に気を抜きすぎたか。
数日前に発熱。

「あー、ついにおれのもとにもコロナウイルスがやってきたか」

そんな思いとは裏腹に、3回やった抗原検査はすべて陰性。
まさかのA型インフルエンザだった。

「調子がいい時に増長するな。」
しっかり反省し今後の人生の教訓にしていこう思う。

体調はすでに落ち着いている。

こんなにゆっくり過ごす年末年始はなかなかないので、ひとり寂しくホテルでどん兵衛をすすりながら今年一年間のことを考えてみた。

■「やりたい」を「仕事」にできる

「ハンドボールのコーチで食っていくなんて無理だよ。」
こんな言葉をかけられたことなんてザラにある。

日本の現状ではこの意見の方が現実的なものかもしれない。

でも僕が傷つくことや落ち込むことはほとんどなかった。
むしろモチベーションが上がったくらい。

僕はあまのじゃくな人間だ。
人が選ばないものを選びたいし、人がやらないことを敢えてやりたい。

思い返せば、昔からそんな性格だった。

高校は大学の附属校だけど、別の大学を選んだし(正しくは選ばざるを得なかった?笑)、小学校から中学校に上がるタイミングも、自分の小学校の9割9分の子たちが行く中学校を選ばなかった。

おかげでハンドボールというスポーツに出会うことができた。

21年度(2021年4月〜2022年3月)

ハンドボールのコーチとして独立し、一年間だけかもしれないけど、ハンドボールのコーチ業だけで生計を立てることができた。

これはこれからの自信につなげたいし、
「ハンドボールのコーチで食っていくなんて無理だよ。」
そう言って僕のモチベーションを高めてくれた人たちには心から感謝したい。

■「終わり」は「始まり」の合図

Olivas Sport Academyのハンドボールアカデミーは、経営的に継続することが厳しく、今年の3月末をもって閉校する運びとなった。

「これまで通ってくれていた子たちからこの場所を奪いたくない。」

どうにか継続する方法を模索し、個人的にハンドボールアカデミー事業を買い取り、クラブチームという形で存続していくことになった。

4月

八王子ユナイトH.C. の「始まり」だ。

中学時代のハンドボール部の先輩で、僕が兄のように慕う武川翔平さんとクラブを運営していくことになった。

自分たちが育った八王子市への恩返しを含めて、かねてより、ハンドボールクラブを立ち上げたいと話をしていた。

ただ、このタイミングで一緒にできるなんて、まさか夢にも思っていなかった。

気の知れた仲間と何もかもをゼロから創り上げていく過程が難しくも心からワクワクしたのを覚えている。

このロゴにも様々な想いが込められている

同じ頃、ハンドボールのコーチ業だけでは生計が成り立たなくなり、就職先を探していたところ、素晴らしいタイミングで素敵な巡り合わせがあり、高校の保健体育科の非常勤講師として働かせていただけることになった。

ことごとく僕は「人との縁」「繋がり」に恵まれていると感じる。

10月

八王子ユナイトH.C.の運営元として一般社団法人八王子ユナイトスポーツクラブを設立。

素晴らしい理事・監事・アドバイザーのみなさまに囲まれて法人を立ち上げることができた。

「立ち上げること」に関しては思っていたほど難しくはなかったが、組織を運営そして発展させていくことは非常に難しいと感じている。

自分たちのクラブにとって必要な取り組みは何なのか。
この努力はクラブの発展につながる努力なのか。
日々、アイディアを絞り出し、それを整理する。

スクールコーチ(ミズノハンドボールスクール)・クラブコーチ(八王子ユナイトH.C.)・非常勤講師(高校保健体育)をしながらのこの作業がなかなかハードだった。

いまは少しガス欠。
2023年はもっとインプットする機会を作ろうと思う。
色んな人ともお会いしたいなあ。

12月

4月のスタート時点で5名だった参加者は、8ヶ月間で約8倍にまで増え、今では41名の子どもたちが参加してくれるようになった。

かたちが変わっても、信じて参加し続けてくれた子どもたち・保護者のみなさまには心から感謝したい。

■自分自身の現在地

「喜びと充実はあるが、経済的に豊かとは言えない。」

偶然見つけたこの図が僕の現在地を鮮明に表している。

2022年「自分らしく生きる」ことはできた気がする。それが「生き甲斐」となるかは2023年へ持ち越しかな。

クラブを創り上げていくストーリー、「自分らしく生きる」ことが「生き甲斐」となっていくストーリー、需要があれば、どこか発信する場を設けたいと思う。

■「自分らしく生きる」ことと引き換えに

あまのじゃくな僕が「自分らしく生きる」ことができているのは、本当に多くの人に支えられている結果だ。

unite(ユナイト): 団結する、繋がり
knight(ナイト): チェスの駒のナイト「騎士」
unite + knight = UKNIGHT
ナイトは他の駒を飛び越えられる唯一の駒であり、個性的な動きをする駒である。ユナイトはひとりひとりが持つ「個性」を尊重し、それらが「団結する・繋がる」ことでより強固なチームとなる。そしてこの「繋がり」がいつまでも続きますように。そんな想いを込めて命名しました。

ユナイトの由来

ユナイトは「繋がり」を大切にするクラブ。

・クラブに参加してくれている子どもたち
・子どもたちのことを100%委ねてくれている保護者のみなさま
・アドバイスをくださる理事、監事、アドバイザーのみなさま
・一緒に練習をしてくださる学校、クラブ、大人のみなさま
・応援してくれている地域の方々
・子どもたちに尽力してくれているコーチのみなさま
・チャレンジできる環境をくれている家族

改めて、全ての「繋がり」に感謝し、この「繋がり」が持続するクラブを目指して尽力していきたいと思う。

2022年、お世話になった全ての方々、ありがとうございました!
2023年、これから出会う方もこれまでお世話になった方も、変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします!!


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