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”こと”と”とき”の使い方の考察

ゆる言語学ラジオ大好きなので、日頃、気になる、なっている”こと”、”とき”の使い分けの考察をゆるっと思ったまましていきます。明確な引用などは行いません、ゆるくやっていきます。

まず、言い間違いである程度生きてたら聞いたことあるかも知れませんが、こんな例文を考えてみました。

昔、カブトムシを捕まえたときあるよ

これ、ことがあるが正しく、ときは不正解だと思う人が多いと思います。ときをことにして、英語にしてみると、


I have caught a beetle.

みたいな文になると思うんですよね。すると、haveと過去分詞の①継続、②完了・結果、③経験の3つの意味と、この場合だと、捕まえるの過去分詞なので、捕まえたことがあるとなります。ここで見逃せないのが、②と③です。結果と経験、つまり、時間が関係していて、かつ、過去の話に使うことが多い、ときに繋がってくると思われます。

次にときがどう使われるか例文も見ておきましょう。

あの時、カブトムシを捕まえた

この文だと、過去のどこかでの体験の文になりました。ことの文体では、どこかの時間指定は見られませんでしたが、ときという言葉には時点の指定の効果もあるのでは?と考えられます。つまり、英語では、こと、ときの使い分けのような、時間の指定はwhenなどによって行われます。つまり、大きく文が変わることになります。つまり、誤用はあまり起こらないと考えられます。

では、こと、ときの誤用の理由は、ときに時間指定の要素が入るような部分が理解されてないとき、無意識に理解してない場合に、こと、ときの誤用が起こるのではないか?と考えられます。ところで、この条件とは少し違えば、こと、ときの使用例が変わる文もあるのでは?という疑問が浮かびます。こんな例文を考えました。

子供の頃、カブトムシを捕まえたことがある

カブトムシを捕まえていたときもある

上記のような文の場合、上の文では、時間の指定がされています。しかし、捕まえたときがあるとはなりません。つまり、時間指定がすでにされている場合、ときは使えない場合が生まれるのではないか?と考えられます。

次に、下の文では、ときもあるとなっており、どこかの時間を指定している場合に使われるケースでときが使われるとしましたが、今回はどちらかと言えば、経験、つまりことに近い使い方となります。では、ここで、ことと置き換えるとどうなるでしょうか?

カブトムシを捕まえていたこともある

やはり、予測通り体験歴を表すときと、ことは置き換えが可能でした。意味もほぼ同じと言えるでしょう。つまり、ことは、ふんわりとした時間も含んでいると予想できます。

以上の結論から、こととときの誤用が起こるのではないか?と考えられ、100%間違いとなる状況ばかりでもなく、意味として通る用法もあることが誤用を起こしているのではないかと考えます。

ただ、あくまでも素人の浅知恵考察なので、批判があっても、恐らく、批判のほうが優位だと考えています。

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