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水冷工場への道 その3

上の写真は冷たい床に寝そべる熱い人です。あーもう最高に気持ちいいってw

まずは床冷却をどのように実現するか

水冷工場、床(の中)にどうやって水を流すかある程度の案は出来ていた。いつもそんなやつは寝る時に布団の中で考えたりする。まあいつも横になった瞬間に寝落ちするんだが。 そんなある日、週末に銭湯に行って湯船に浸かっていたら、同級生の藤井君にバッタリ出会う。なぜか二人とも素っぱだかだ。湯船の中なのでまあ当然か。

写真と本文はカンケーありません

藤井君とは、高専の同級生であるが学生時代にはあんまり遊んだ覚えはない。あいつは悪い遊びばっかりしてたなあ(内容はまさかここでは言えない)。成績も悪いやつだったのに(ボクも同じように悪く留年組)現在は福日機電株式会社という立派な会社の社長になって というのを10年ほど前の同窓会で聞いた。そん時はまあびっくりした。なんであいつが…そんな訳が…そんなバカな… まあいいわこの話は。
福日機電という会社は水道(設備)、電気工事や井戸の手配などを行う仕事をしていて というのは実は知っていた。だって自宅の井戸ポンプを交換してもらった事があるから。

福日機電株式会社
https://www.fukunichi.co.jp/

床冷却の概要を説明した

そこで、湯船の中で藤井君に水冷工場、床冷却の概要を説明した。床全体に井戸水を流すことで建物を冷やそうという考え。しかし、床中に直接井戸水を流してしまうと間違いなく床が冷えすぎて、べちゃべちゃに結露してしまう。これの解決策として、床の結露を防ぐために、ホームセンターで雨水を貯める貯水タンクを購入し、1mほどの台の上に設置。一度 井戸水を溜め込んで適当に(適切に)温度管理(22-23℃程度)した水を、高低差を利用して床下に張り巡らせた数百mのホースから外に流そうというアイディアです。大きな雨水タンクにためた井戸水を少しづつ流すとタンク全体の水は冷えすぎないはず。 うーむ、我ながら低コストの素晴らしい考えだ。やるなあ俺。

最初に考えていた水の流し方
雨水タンク 1000L

お前アホやろ

しかしこのアイディアを湯船の中で藤井君に話した瞬間、彼は「お前アホやろ」と。 えっ… と訳を聞いたところその方法では水は流れるわけないやろと。通常、地上に雨が降れば少しの高低差があれば、たとえ1ミリでも高低差があれば水は低い方に流れていくが、直径10-20mmのホースを通して数百メーターほどの長さで井戸水を流そうとするとホース内径の壁が抵抗となって水が流れにくくなるんだよ、水は空気と違って粘度が高いんだよ。ホース内側の壁面により流れにブレーキがかかるというか抵抗になる。だいたい最初に水を流す時にそんな圧力じゃ中の空気が抜けないし との事。あーーっ、確かにそういえばそうかも。高低差1mで200mのホースつないでも先端ではポタポタしか流れんかもしれん…最初に中の空気が抜けないって…そうかもしれん。空気だまりがあったら水が止まるな。確かにボクはアホかも。
いや、知識ある人にアホを指摘されるのは気持ちいい。またこれで一つ賢くなった。ありがとう藤井君。

そこで(湯船の中で)話し合いを行った。結論から言うとホースに直接井戸ポンプのリアルな水圧をかけて水を流すことに。ボクは出口の蛇口の栓をひねり、ちょろちょろ水を出す予定だったが タイマーで電磁弁を駆動してドバババっと流すというやりかたに。 おおお、でもそれ制御回路もタイマーも電磁弁もボックスも必要だし ちょっとお金がかかるな… でもまあ水を流すためには仕方ないな。

システムの概要が決定した

この時ここまでして、そのまま床中にだけ井戸水を流して捨てるのはもったいないと感じた為、新規のアルミ放熱フィン(パイプ)を作り何本も並列につなぎ、まずはじめに井戸水をその放熱フィンに流した後に工場の床中を通して外の外構に排出するという事に計画を改める。放熱フィンの部分は昔の井戸水クーラーのような感じ。ただしほこりは付きにくい構造とする。だいたい機屋と違ってほこりの多い環境じゃないし。
井戸水を流しっぱなしでは、床とか放熱フィンが冷えすぎるため、電磁弁をつけて定期的にタイマーでオンオフの管理を行おうかという事になった。これだとタイマーの動作時間で床温度の管理が出来るようになる。そうか、それだ!

これが昔の同級生、しかも頭悪い者同士 の銭湯での会話から、大まかな水冷システムの概要が誕生した瞬間だ。これから順にボクの壮大な自由研究の概要が決まり始める。壁はどうするのか、また放熱フィンも新規開発しなくちゃ。こんなにお金かけて自由研究してていいんだろうか…

冷たい床に寝ると気持ちいいんやわん(ゴメン長〇議員さん)


あんまり考えるとまた楽しくて寝れなくなるぞ(酒飲んですぐ寝るけど)

続く

最近youtubeも始めました。よろしければ見てください。


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