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本荘ごてんまりの房の作り方を習ってきました!

こんにちは。秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。

現在由利本荘市では全国ごてんまりコンクールが開催中です。
21-22日の2日間だけですが、全国各地から集まったたくさんのまりを一度に見ることができ、とても見応えがあります。
このような全国規模の手まりの大会を毎年行っているのは、ここ由利本荘市だけです。

今年のごてんまりコンクールにはこんなフォトスポットもありました

由利本荘市には「本荘ごてんまり」というまりがあります。
左右と下の計三方に房のついたまりのことです。

本荘ごてんまり

本荘ごてんまりと言えば、何よりもこの三つの房が特徴です。

実はわたし、本荘ごてんまりの房を作ったことがないんですよ。
よく誤解されるのですが、わたしは確かにごてんまり作家と名乗っていますが、「本荘ごてんまり作家」ではありません。
だから本荘ごてんまりを一人では作ることができず、「房もいつか作ってみたいな〜」と思っていました。
そうしたらちょうど先日、「本荘ごてんまりの房を作るんですけど、一緒にいかがですか?」と誘っていただく機会がありました。
もちろん是非とお答えし、房の作り方を教わってきました!

ちなみに本荘ごてんまりの左右についた房のことを「耳房」、下についた房のことを「下房」というそうです。


※円周30センチのまり
用意するもの
・リリアン糸(赤)小束1束 ‥下房用
・リリアン糸(白)小束2束 ‥下房、耳房用
・丸細金糸 適量
・8番輪ゴム ‥房1つにつき2つ使用
・金糸(宝結び用) 36〜38センチ
・脱脂綿 適宜
・江戸打ち紐 ‥耳房用26センチ

綿はちぎって使うそうです

やってみたら難しかった!!
まり本体より難しいと言ったら言い過ぎかもしれませんが、まりと同じくらい難しかったです。
わたしはまず最初に作る宝結び(金色の部分)すら一人で作れず、房のほうも何度も失敗してやり直しました。

何回やってもうまくいかないので、結局下房だけしか作りませんでした。
耳房は諦めました笑

もう一人教わっている人がいたのですが、その人は2時間くらいでぜんぶ作り終え、まりと合体させて本荘ごてんまりを完成させていました。
わたしが不器用なだけかも知れません。

昔の人はよくこのスタイルを思いついて完成させたなあと思います。
本当に思った以上に大変な作業です。
本荘ごてんまりに興味のある方は、ぜひ房も自分で作ってみた方がいいですよ。
市の主催する製作体験では、本荘ごてんまりの製作者から教わることができます。


最初からまりと房まで一気に作ることは不可能ですが、製作を続ければ必ず全部一人で作れるようになります。

わたしもいつか耳房のほうにもチャレンジしたいなと思います。

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