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〈麻の葉〉のまりは意外とカンタン

こんにちは。秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。
由利本荘市の文化複合施設カダーレで、月毎にテーマが変わるごてんまり教室を行っています。

9月のテーマは〈麻の葉〉です。

〈麻の葉〉は自分自身が習得に苦労したこともあり、もしかすると教室に来てくださる皆さんが混乱するかもしれない…との不安から、長いこと避けてきたテーマでした。
しかし今回やってみて、思ったより簡単であることが分かりました。

教室ではこの段階からやっていただきます。
まりを八当分の組み合わせに分割し、大きく開いた箇所に合計6個松葉かがりを施した状態です。
この松葉かがりに注目し、時計の文字盤にたとえれば7時の位置からスタートします。

時計の7時の位置からスタートです!

ここから糸が十字や3本重なったところを横断するように、右回りに進みます。
針は必ず右から左に刺し、糸の進行方向は必ず右です。

赤丸の箇所を糸で右回りに横断していくイメージ


すると、このようなジグザグな模様が出来ていきます。
これを4周すると、〈麻の葉〉のまりの出来上がりです!

先週教室に来てくださった方たちも、最初は「何を言ってるんだ?」とでも言いたそうな困惑顔でした。
しかし何度か手を動かして実際にやってみると、「なるほど! こうやればいいのね」とすぐ理解したようでした。
もちろん全員がスムーズに進んだわけではないのですが、それでも予想よりずっと多くの方がスイスイできるようになり、ちょっと驚きました。

2時間ある中で2個お作りになった方もいらっしゃいました。
〈麻の葉〉は難しいと言われるだろうなあと予測していたので、これはなかなか嬉しい誤算でした。
誤算と言えば、「自分ではあまりうまく説明できないかもしれない」と思って、テキストとしてまりの本を持参して行ったのですが、そちらは誰も注目してくれませんでした。
ちょっと悲しかったです。

〈麻の葉〉は一見複雑そうに見えますが、実は意外とカンタンな柄です。
今月の教室はあと2回残っていますので、作ってみたい方はぜひご参加くださいね!

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