デジタルファッション Robloxから見える「いま」と「これから」
こんにちは。アキスケです。
今回はデジタルファッションのお話でちょっと興味のあるニュースがあったのでそれについてです。
ニュースの内容は、人気のメタバース「ROBLOX」の年次報告書「2023 Digital Expression, Fashion and Beauty Trends」にあった、Z世代のデジタル自己表現とファッションの動向を調査に関するものです。
記事の内容はこちらから読めます。そのあとに簡単な要約を書きました。
Robloxの年次報告書からみえる「Z世代のデジタル自己表現とファッションの動向」
■要約
Z世代の回答によると、デジタルアバターのスタイリングとデジタルファッションが実世界の自己表現よりも重要とされる傾向が強まっている。
デジタルファッションの重要性が高まっており、ブランドはデジタルアバター購入時の認知度や関連性に重きを置くべき。
メタバース内外で着られるアイテムへの需要があり、Z世代の多くはデジタルアイテムを現実世界で着用したいと考えている。
デジタルアバターが現実のスタイルに影響を与えており、多くのユーザーが実際のワードローブに影響を受けている。
回答者の半数近くがデジタル衣類に月に10ドル以下の予算を割り当て、一部は20ドルから100ドル程度も使えると回答している。
内容は上記の通りです。
それ以外のところだと個人的に、「非常に多くの回答者が、デジタルアバターを購入する際、認知度の高いブランドを好むことを示唆している」という部分と、「物理的なファッションの世界とデジタルなファッションの世界の絡み合い」が重要視されているよ、的なところになるほどー。と感じました。
つまりデジタルという新しいステージにおいても、現実世界同様にブランド嗜好は存在するということ。
それと現実世界とデジタルを絡めた展開がユーザーをひきつけるポイントになる。
今の方向性としてはそういうことなのかな、と。
現実とデジタルを絡める、というところでは実際にいろんなブランドでそういう動きになっています。NIKE傘下のRTFKTとかadidas、ハイブランドでDiorとかも、デジタルツインもしくはフィジタル、みたいな名前で相互に関係する商品を展開しています。
有名ブランドがそういう打ち出しをしているせいでそこに関心が集まっているのか、それともZ世代と呼ばれている世代がそもそも備えている好みなのか、どっちが先かは正直わからないんですけど、
現段階の方向性として現実世界をからめながらの展開というのは、ユーザーとしては所有感をイメージしやすいと思うのでこれからも増えてくると思っています。
というわけで今回は、ROBLOXの年次報告書について書かれたニュース記事から、いまのデジタルファッションについて感じるところを書いてきました。
"Z世代"なんていうと、すごい別人種みたいにしているように感じるかもしれないですけど、ファッションの嗜好としてはそれまでの世代と同様にブランド嗜好があること。
現段階では、現実世界とデジタルを絡めた商品がトレンドっぽいな、というところがなんとなくわかりました。
今回は以上です。それでは、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?