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意外と知らないままにしている洋服のディテール【ファッション】

こんにちは。アキスケです。

普段洋服を着ていていると
「これ何のためにあるんだろう?」
と思う部分ってありませんか?

不思議な場所に付いているボタンとか
意味ありげなポケットの形状とか…

今回はそんないつも何気なく見ているけど
実は意味や機能がある洋服のディテールについてです。

といっても、とても沢山あるので
まずは日常でよく見かけるものに絞って
ちょっとだけ取り上げてみました。

ぶっちゃけ知らなくても
着るだけには不自由しません。
けれど、知っていると洋服の理解によって
それを知らない人と着こなしに差がでますから
確認してみて普段の着こなしに
活かしてみてください。


パッチポケット

まずは最近カジュアルアイテムにおいて
トレンドのひとつになっている、
ブレザーでよく見るディテールから。

外から張り付けた形のポケットを総じて
パッチポケットと言います。
パッチには「継ぎ布をあてる」という
意味があります。

ブレザーの定番ディテールのひとつで、
本格的なブレザーを探しているときは
押さえておくべきポイントです。

ちなみに画像のポケットは厳密にいうと
「パッチアンドフラップポケット」
といいます。
ポケットにフタの役割をする
「フラップ」が付いているからですね。


ミシンステッチ

ブレザーのディテールでもうひとつ。
スーツのジャケットと違って
ラペルなどのキワに、
あえて目に見えるように
ミシンステッチが走っています。

これもブレザー定番のディテールで
あると見え方がスポーティーになります。

ついでに言うとキワから縫う位置までの
距離にもこだわりがあって
ネイビーブレザーの定番は7mm幅です。

かなりマニアックなポイントですが
これも本格的なブレザーを探しているときは
気にしておくと「違いのわかるやつ」
になれます。知らんけど。


ラペルホール

ジャケットの上衿に開けられた
ボタンホールのことです。
これは襟にピンを挿したことがある方は
知っているかもしれませんね。

別名を「フラワーホール」とか
「ブートにエール」とか言ったりします。

名前の通り、昔は本当に生花を挿して
飾っていたこともあったそうです。

ちなみに、高級スーツだと
ラペルの裏に本当に花の茎を挿すための
ディテールが作ってあります。


天狗(テング)

スラックス を履いたことがある方なら
必ずみたことあるでしょうし、
初めは「何じゃこりゃ」と思うでしょう。

デニムとかチノパンとか
ジャージしか履いたことがないと
何なのか本当にわかりません笑

しかしこのディテールは大事で
これをしっかりと止めることで
着ている本人にフィット感をもたらし
着心地が良くなります。

そして腰回りの生地が
体にフィットするため
止めていない状態に比べて
見た目のシルエットが
スッキリ見えるようになります。

天狗はその形によって
「鼻付き天狗」、「カラス天狗」
などの呼び名があります。


バックストラップ

パンツの後ろ、腰のあたりに
ベルトがついている事があります。

このディテールは
昔アイビーリーグに所属する大学生たちが
好んで着ていたスーツにあしらわれていた
ディテールのひとつです。

本来はウエストのサイズ調節に
使われていましたけれど
現在では装飾としての意味がほとんどです。

というわけで
アイビールックの着こなしを意識するときに
押さえておきたいディテールです。

この方たちのようなスタイルがアイビールック

おわりに

というわけで今回は
「意外と知らないままにしている洋服のディテール」
ということで。普段よく目にしているけど
謎も多い洋服のディテールに付いて
ほんの一部ですけれどもご紹介してきました。

・ブレザーの
 パッチポケット
 ステッチ
・ラペルホール
・天狗
・バックストラップ

それぞれに固有の機能や、着こなしの上で
活きてくる歴史的背景がありましたね。

このような細かいところを知っていると
モノ選びやコーディネートするときに
方向付けができて
ちぐはぐな組み合わせになりにくくなります。
ぜひ気にかけてみてください。

今回は以上です。それでは、また。



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