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147年 本物を作り続けてきたブランドが事業終了します【White house cox】

こんにちは。アキスケです。

今回はファッション業界で
ショッキングなニュースが
ありましたのでこれについて。

内容は、147年の歴史を持つ英国レザーブランド
【ホワイトハウスコックス(White house cox)】が
後継者の不足を理由に年内で事業を廃止し、
年内で生産を終了する、というものです。

ホワイトハウスコックスといえば
お財布をはじめ革小物の展開で有名です。
BEAMSやユナイテッドアローズ、SHIPSなど
国内のセレクトショップであれば
どこでもありますし、売場のシェアも
メインを張る存在です。
なので、買ったことはなくても
見たことがある人は多いのではないでしょうか。


失うもの

今回の件はもちろんお客さまにとって
残念でありますけれど、
各取扱店にとっても残念なことだと
感じています。

作り手のこだわりが詰まった魅力的な製品が
取り扱えなくなることもそうですが、
いっぽうでホワイトハウスコックスは
販売員も育ててきたと感じているからです。


ホワイトハウスコックスに育てられました

ホワイトハウスコックスは
マニアックなブランドです。地味です。
10代~20代前半の方だと知らない人も
多いのではないでしょうか。

実際僕もそうでした。
23才でセレクトショップで働くことになり、
そこで初めて知りました。
当時のミーハーな若者にとって、
欲しい財布といったらヴィトンやらボッテガやら
マルジェラなどの華やかなイメージが
あるものばかりでした。

そんな若者に製品自体の質の高さや、
革製品の何たるかを教えてくれたのが
ホワイトハウスコックスでした。そして

商品の知識を覚えて、
実際に使ってみて、
接客に活かして
お客様に買っていただいて
また勉強して…

そんなループを何千回と繰り返してきましたからホワイトハウスコックスに育てていただいたと
言っても過言ではありません。
きっと僕みたいな人が
全国のショップにたくさんいると思います。

とはいえ、無くなる=販売員を育てる環境が
なくなるというわけではありません。
ホワイトハウスコックスが無くなったら、
空いたスペースには別の商品が並んで、
また別のストーリーが始まるだけです。
今はちょっとセンチメンタルな気分に
なっているだけです笑


失くなるまでに買っておきたいもの

寂しい気持ちにはなりますけれど
何でもいつかは終わるもの。
切り替えてできることをするだけですね。

販売時期の終了がいつまでかは
わからないものの、それまでに
買い逃しの無いようにしたいですね。

個人的にはP1127という製品番号の
メッシュベルトを推します。
世界的なファッション界の重鎮、
ラルフローレン公をして「世界一のベルト」と
称される逸品です。

実際に僕もひとつ持っていますけれど
厚みのある革でしっかりと編み込んであるので
メッシュベルトなのに伸びることが少なくて
長く愛用できます。
もちろん革のエイジング(味がでること)を
楽しみながら。もう10年くらい使っています。

値段は20,000円以上しましたけど
十分すぎるくらい元をとったでしょう笑


おわりに

というわけで
2022年で事業終了となることがわかった、
ホワイトハウスコックスについて
思い出話と、失くなるまでに買っておきたいもの
でした。

思い出のある方も無い方も、
147年の歴史と伝統、職人魂を手に取れるのは
あと少しの時間です。

販売終了の時期を逃さないようにして
それまでに何か買おうと考えています。

どこかでお祭りとかやらないかな?
「ありがとうホワイトハウスコックス」的なw
BEAMSさんとかやりそうじゃないですか?
わかりませんけど。

今回はここまで。それでは、また。


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