HUGO BOSS デジタルファッションを世界観からつくる
こんにちは。アキスケです。
今回はファッションブランドのデジタル関連の取り組みについてです。
最近にHUGO BOSSのコアレーベル「 BOSS」が始めた事例を調べつつ、近い将来にデジタルで商品を販売する場合のひとつのスタンダードになりそうだなーと思ったことを書きました。
きっかけは以下のニュース記事です。中身は、BOSSが2024年春夏コレクションの発売を記念して、バリに「BOSS House Bali」というBOSSの世界観を表現した宿泊施設をオープン。それに合わせて同空間のデジタル版もオープンして、世界観と共にショッピングもできるようにしました、というものです。
以下は記事の要約です
BOSSは、2024年春夏コレクションの発売を記念し、BOSS House BaliをHUGO BOSS EXPERIENCEメンバー、VIP顧客、メディア、アジア太平洋地域の主要なテイストメーカーから選ばれたグループに公開する。
BOSS House Baliは建築家アレクシス・ドルニエによって設計され、24時間365日BOSSのライフスタイルを紹介し、生活し、楽しむための没入型スペースに改装される。
ゲストはグルメ・ダイニング、料理教室、ウェルネス・ワークショップ、アクティブなアドベンチャーなどの体験を楽しむことができる。
BOSS House Baliのオープンに合わせて、デジタル・ファーストの新しいアクティベーションが開始され、BOSSの製品を購入できるバーチャル・エクスペリエンスが提供される。
バーチャル・プレゼントとして、隠された文字を見つけて特別な割引コードを入手するゲーミフィケーションの要素が追加される。
HUGO BOSSのグローバル・マーケティング＆ブランド・コミュニケーション担当SVP、ナディア・コクニによれば、BOSSは常にイノベーションに注力し、消費者とのつながりを深めるためにデジタル技術を活用している。
ためしに「BOSS House Bali」のデジタル版に行ってみました。下記URLから公式サイトに入って真ん中くらいにあります。
同じように何文字かあって
全部集めると割引コードを取得できるようです
ニュース記事を読んで、そして実際にデジタルの「BOSS House Bali」にいってみてこれからのオンラインショッピングの形がちょっと見えたような気がします。
・いかにオンラインショッピング体験を向上させるか
・商品だけでなくデジタル空間ごと魅せる
・ゲーム要素を組み込んで滞留時間を長く
空間をつくるという時点で、どのブランドでも、あるいは個人で簡単にできることではないのかもしれません。
けれど、Apple Vision Proが発売されたり、AI活用が進んだり、フォートナイトとかロブロックスみたいに、ユーザーが世界観を比較的簡単に作ることができるようになったりと、ハード・ソフト両面でできることがどんどん増えていってます。
なのでオンラインショッピングの体験価値をどう高めていくのかはポイントになると思っています。
とはいえ、みんながみんな、ゆっくりお買い物したいわけではないと思います。目的のものを買ってぱぱっと済ませたいときももちろんあるので今までどおり、商品単品が並んだ画面から買えるしくみも残っていくと思っています。
というわけで今回は以上です。それでは、また。
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