140字小説 No.≠226‐230
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【No.≠226 海標】
数年に一度、この国は満潮によって海底に沈む。潮が引く数日の間、私は彼の住んでいる国まで避難することになった。遠くには入道雲がそびえ立ち、中を突っ切ればやわらかな雰囲気と、おだやかな波音が広がる。水面が高くならないと辿り着けない国を目指し、彼との再会を道標に舟を漕ぐのだ。
【No.≠227 不恋不愛③】
不要不急の恋が解除され