【2024/02/25 大人になるとは】
高校2年か3年生の国語の授業で「大人になるとは」という問いがあった。口頭だったか、短くプリントに書いて提出だったかは、はっきり覚えていないが、短い言葉で答える、という形だった。
私は「親の気持ちがわかった時」と回答した。
親の気持ちは、人の気持ちを観察できる人間ならば、小さい時からでも、少しづつわかる。大人になるのは、そうやって少しづつなるのかな、と思っていた。この回答をした高校生時点でも、結構わかっていたような気がしていたし、その後実際に大学生になって実家から離れて暮らしたり、就職したり、結婚したり、そして子どもを持って(持たなくても子ども世代に責任を持つべき年頃になって)、大人にかなりなりきったと思った。
でも、また今日、自分の子どもの心配をして、自分が子供のときの親の様子や行動を思い出して、「私の親の気持ち」を新たに気付いた気がして、今、感謝がいっぱいになっている。そして、先ほど()内でも書いたように、親以外でもその時に関わってくれた全ての大人がどんな風に接してくれたかを思い出して、感謝でいっぱいになっている。
今、私の大人心は子どもを信じているし、私ができることは無い、もしくはあったとして数少ないことは、やりきった。
だけど心が勝手に上がったり下がったりしている。今も大人になっている途中だ。驚く。
親の気持ちがわかり、行動に反映していくのは、ループだが、より新しくより良く私らしさを加えてできたらと常に思っている。
私はなりかけ大人だけど、子育て(人育て)している。「元気で、優しくて、ラッキーな子」を。大丈夫。ありがとう。
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