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秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~当日編

去る5月19日、無事文学フリマ東京38に参加できました。
おかげさまで新刊『夜半舟』及び既刊『我が喰うものは我のみぞ知る』、それぞれ完売となりました。お買い求め下さった方、またブースまで足を運んで下さった方、スタッフ・ボランティアの皆様、そしてお誘いいただいた石原三日月さんに厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

冒頭のとおり『文学フリマ東京38』を無事に終えることができました!
出店はおろか、会場へ足を運ぶのも初めてだったので、もう舞い上がってしまって大変でした。

ロイヤルブルーの素敵なディスプレイ!


以下、感想や反省を込めて、ざっと振り返ってみたいと思います。

1.フォロワーさんに会える!

もう何より、これに尽きますね。
これまでネットでしか知らなかった方が、次々と「○○です」「△△です」と来て下さって。もちろん顔見知りの方も来て下さるし、多くの方にお会いできて本当に嬉しかったです!
創作自体はある意味孤独な作業ですが、「仲間がいる!」ということを心から実感するひとときでした。


2.自分の本を買ってもらえる

今回のために作った『夜半舟』も、既刊のひき肉料理偏愛エッセイ『我が喰うものは我のみぞ知る』も、おかげさまで完売となりました。本当にありがたいことです。
直接お渡しできた方も多いですが、私が到着する前に、名乗らず購入してくださった方もいらしたようです。もしかしたらお知り合いかもしれないし、あるいは偶然目に留めて下さったのかもしれません。
いずれにせよ、もう感激しかありません。
この場を借りまして、あらためて御礼申し上げます。

でもブースに座っていて思ったのは、たとえ購入には至らなくても、足を止め、手を伸ばして下さるだけで、ほんっっっとうに嬉しいんですよ。だって出店数、約1680もあるんですよ? その中から目を留めていただけるんですから。
お寄りいただいた皆さま、本当にありがとうございました!!


3.フォロワーさんの本が買える!

売るのはもちろん、買うのもまた文学フリマの楽しみです。ブースにいるとなかなか会場を回るのは難しいのですが、石原さんと交代しながら巡ることができました。顔見知りの方々はもちろん、いつもnoteやXで言葉を交わしている皆さんのところへ行ってご挨拶できるのは、本当に楽しかったです。名札作っておけばよかった~💦

これだけ買いました!!


さてここからは反省点です。

1.スペースに合わせて動く

何しろすごい出店数ですから「とにかくブースのスペースが狭い!」
これはもうやむを得ないことだと思います。標準ブースは、いわゆる会議室にある長机の 半分の大きさ です。そして残り半分は別の方が店を出しています。そしてお互い、設営のための荷物を足元に置いてあるわけです。
そこにサンタクロースみたいな大荷物抱えた秋しばが登場。はっきり言って、邪魔です。(荷物の半分はお菓子だったりします。遠足か)

広く見えますが、これで長机半分。右の赤いエリアはお隣のお店です。

自分なりに暑さ対策とか考えていろいろ持っていったのですが、狭いスペースで物を広げられなくて、ほとんど使えませんでした(途中参加だと余計に邪魔かも)。荷物があるのは仕方ないけど、床にどさっと置けるラフなバッグと、取り出しやすい工夫が必要だと痛感しました。
隣のお店の方はとても慣れていて親切だったけど、そのぶん申し訳なかったです。

2.テンション上がって大変

私は13:30頃から会場入りしたんですが(開場は12:00)、広さと人の多さと、何より実際の『三日月海馬堂』の素敵なディスプレイを見て、すっかり舞い上がってしまって。おかげで到着してからしばらくは、ブース内で呆然とするばかり。
お客様が来てくれても「きゃー、○○さーん!!!」と感激してしまって、肝心の手が動かない(笑)

ちょっと落ち着いてから会場を回ってみたんですが、これはこれでまたテンション上がっちゃって。ちゃんと事前に行きたいブースをメモしておいたのに、それでも回り忘れが……。まあ楽しいからいいんですけど(笑)

3.サインで悩む

これは何と言うか、私、どうにもサインというのが気恥ずかしくてですね。石原さんには「事前に書いておいた方がいいですよ」と教えていただいたんですが、「いやいやいやいや」みたいな気分になっちゃって、結局書かなかったんです。頼まれたら書けばいいかって。
でも実際には場所は狭いし、お客さんが重なってゆっくり話せなかったりで大変。まさに石原さんのご忠告どおりでした💦

フォロワーさんがサイン書いて下さるのはすごく嬉しいんですけど、自分が書くとなると「ひゃーーーーー」と腰が引けちゃいます。みんなサインとか、どうやって考えてるんだろう……。


4.事前対策の結果

やはり当日は臨機応変が大事! 無料頒布品については、思ったよりさばけませんでした。かなり積極的にお渡ししないと難しかったです。その点、石原さんはとても柔軟に対応していらっしゃいました。とても初めての出店とは思えない(驚)。事実、石原さんの無料SSは完売でした! 秋しばは半分ぐらい余っちゃったです(100枚用意)。
印象としては、別に無料頒布品がなくてもお客さんは足を止めてくれました。やっぱり見やすいディスプレイと、目を惹くコンテンツが最優先です!

あと後悔したのは、値札に本のタイトルのふりがなを振るべきでした……!
石原さん作成の大きなポスターにはちゃんと書かれてたんですが、すべての人がくまなく見てくれるとは限らないので。公式の電子カタログには書いたので、ちょっと油断してました。
(そもそも本の扉にあるタイトルはルビありの方がいいかも…)

上がポスター、下が値札。やっぱりルビあると判りやすいですね。反省。


そんなこんなでドタバタしながらも、本当に、本当にあっという間に時間が過ぎて、無事完売・撤収となりました。
終わったあとはお仲間揃って打ち上げ。何と、まさかまさかの 餃子のお店!
頑張ったあとにみんなで食べる熱々の餃子は、この上なく最高の味わいでした!!!

わああああい!!


約一か月半の、怒涛のような準備期間。
終わってみれば、石原さん&秋しば、揃って完売! やったああああ!

皆さん、本当にありがとうございました!!!


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