カナダ留学日記 4/9(Tue)バンクーバー生活53日目
嘘をつかないということについて。
嘘をついたことがないという人はいますか?
多分そんな人はいないと思う。
いたら本当にすごいと思うので教えてください。
誰でも、その程度に大小はあれど嘘をついたことがあると思う。
ある調査によると、平均して男性は1日6回、女性は1日3回嘘をついているという結果が出ている。
嘘に関しては、相手を気遣っての嘘である"white lie"と悪意のある"black lie"とに分けられるそうです。
話膨らまそうと思えばどこまででも膨らませられるけど、今回はここらへんにして僕の話に戻る。
僕は嘘をつく回数が人より多かったと思う。
これは、完全な主観であり、実際はどうなのかは分からないけど、少なくとも嘘をついてしまい後悔をする回数は多かった。
「嘘」という言葉を見ると、何だかとても悪いことをしているように感じるが、誰しも「見栄」を張ってしまうことはあると思う。
僕は、この「見栄」を張ってしまうことが無意識のうちに習慣化されていた。
前にも少し述べたけど、今まで生きてきたコミュニティでは常に上位層に所属していたと思っている。
すると、周りから期待されている(と自分が思っている)役割は、常に良い結果、良い人物であることだ。
上位層に所属=常に良い結果を残さなければならないということは必ずしも結びつくわけではないと思うが、僕の場合は、自分に対する自信のなさから生じる、他者の目を必要以上に気にしてしまうという性格とリンクして、見栄を張るということが1つの性質として出来上がっていった。
何か上手くいかないことがあっても、「大丈夫」と言ってしまったり、相手から嫌われてしまうのが嫌で、自分の本音とは違うことを言ってしまったり。
そのようなことが必ずしも悪いことだとは思わない。
その時その時で、自分が生きていくための最善の選択を行っているはずで、当時の自分にとってはそうすることがベターな選択だったんだと思う。
しかし、去年の様々な経験や、今年の留学を通して、嘘をつきたくないということを強く思うようになった。他者に対しても自分に対しても。
嘘をつくということは、相手にありのままの自分を見せていないということである。
嘘をごまかすための嘘が必要になり、1つの小さな嘘が10の新たな嘘を生む。
そのような自分でいることは、相手に対しても失礼だし、何より自分自身に対して失礼である。
自分のあるがままの姿ではなく、自分の理想の自分を演じることで、本来の自分に対する信頼がどんどん低下していく。
いつしか、虚偽の自分だけを見るようになり、自分自身が誰なのかも分からなくなる。
自分に対して自信を持つには、まずは「正直に」生きていくことが必要だと思う。
こっちに来てからは間違いなく、正直に生きている時間が増えている。
それは、新しい人間関係のおかげで、今までの周りから期待されている役割を果たす必要がなくなったということも大きいけど、何よりも自分自身が、正直でありたいと願っていることが最大の理由だと思う。
でも、時々嘘をついてしまうことはまだある。
どちらかというと、人に対してというより、自分の気持ちに対して。
もっと正直に生きたい。もっと自分の気持ちに素直になりたい。もっとありのままの自分で他者と接したい。
そう思ったから今日の日記にこのテーマを書いた。
100%嘘をつかない人生なんて無理かもしれない。
でも僕はなるべく常に正直でいたい。
他者に対して。そして何より自分自身に対して。
これは、口で言うより遥かに実践することが難しい事柄だと思う。
でも、願望からしか実現は生まれないので、想い続けることは忘れずに日々の生活を送っていきたい。
今日はこんな感じ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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