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「情けは人の為ならず」 情けをかける相手の選び方と幸福への道

「情けは人の為ならず」ということで他人に親切にしたり同情もしたのに、なぜか相手がつけあがったり恩を仇で返されたりと散々な目にあったことがある方いませんか?

今回は「情けは人の為ならず」のあまり知られていないその先「三福田」をご紹介します

「三福田」という概念は、情けをかける相手を選ぶことの重要性を教えてくれています
いずれ自分の為になる田んぼに稲を植えましょうということで仏教では
「悲田」「敬田」「恩田」
の3つの「田んぼ」が挙げられています

「悲田」とは、自分の努力ではどうすることもできない不幸な境遇にある人々を指します。天変地異や生まれつきの障害などに苦しむ彼らには、私たちは同情や思いやりの心を持ち、助けの手を差し伸べたいものです
彼らの困難を理解し、共感し、支えることで、お互いに希望と勇気を与えることができるのです

「敬田」とは、私たちが尊敬する師匠や先輩、先生などを指します
彼らに対しても同情や思いやりを持ち、感謝の気持ちを示すことが重要です
彼らから学び、尊敬の念を持ちながら接することで、私たちは自己の成長や道徳的な向上につながるのです

「恩田」とは、私たちが恩を感じる人々、特に両親など育ててくれた人を指します
同情や思いやりを持ち、感謝の気持ちを忘れずに接することが求められます
彼らの愛や支えを受けながら成長することは、自己を知り、他者を思いやる心を育む上で欠かせません

と、上記の相手に対して情けをかけることにより、「情けは人の為ならず」という言葉が成り立ち、私たち自身の幸福や成長にも繋がるとされています

ただ無条件に情けをかけるのではなく、状況や相手の性格を考慮することが重要なんですね

「三福田」の概念は、情けをかける相手を選びながら、思いやりの心を持ち、互いに支え合うことの重要性を教えてくれます
私たちは自己の成長と共に他者への奉仕を心がけ、幸福と喜びを共有する道を歩んでいきたいものです

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