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「百合にはさまる男は死ねばいい!?」楽天ブックスが早かった話。

LINEマンガで絶賛連載中の蓬餅先生の作品「百合にはさまる男は死ねばいい!?」の1巻と2巻が5月24日に発売されました。

直前までどこで買うか迷っていたんですが、楽天ブックスが送料無料でお得だよ!というので、今回は楽天ブックスさんで。できれば地元の本屋さんで買いたいんですけどね……。

空の色合いと制服の組み合わせがまさに青春な感じ

北国の地方は発売日に本が手に入らない事も多いが、発注翌日に届くチート技か。

流通上仕方がないっちゃしかたないんですが、発売日めがけて本屋に行ったとて見つからないケースがあります。予約しておけばいいんですけどね。丸井今井の中の栄好堂さんなんかは親切です。

今回は正直タイトルコールをするのが小っ恥ずかしいので、オンラインで発注です。それで、初めて楽天ブックスを使ってみたので、敢えてコンビニ受け取りにしてみました。

するとですね、23日の午後に発注して、24日の夜に着くという凄まじい速さで届いたわけですよ。ゆうパックっぽいので、速達便扱いなんだろーか。それとも、コンビニには日々関東から物資が届いているわけで、それに紛れるからチート級の速さで届いたのか。謎。

今度は自宅まで宅配してもらった場合どうなるか調査してみたい所存。

スマホ向けの漫画を紙媒体にして心配だったこと

最近はずっとスマホのちっこい画面で漫画を読む機会が多くて、スマホで読ませる事を中心に画面を構成してある作品も多くなりました。

「百合にはさまる男は死ねばいい!?」もその一つ。理由としては簡単で、

  • ページ数が基本的に少なめ(ほぼ週刊連載なので)

  • 小さな画面で読まれることを想定しているので「ヒキ」とコマ割りを強烈にしないと次週まで読者の関心が持たない

  • 1コマの情報量が少なめ

つまり、一言でいうとざっくりしたコマ割りが推奨されがち。

これを紙媒体でまとめ読みをするとなると、常に胸焼け状態のような感覚におちいってしまったり、1冊を通しての物語の強弱(バランス)がチグハグになり、面白いのに目が滑っていく(これは老害というか古参オタクならではかもしれない)。

ザーックリ読んだところ、「百合にはさまる男は死ねばいい!?」に関しては、そこまで気にならなかったかな。もちろんコマ割りはデカいので、自分の好みとしては古の漫画オタクなので、もうちょっと繊細な方が好みではある。が、しかし、それをLINE漫画上でやったとてうまく若い読者に伝わらないだろうし、行間を読めない若い読者が増えている印象なので、面白さが伝わらない可能性が高い。

かといって、単行本作業で書き加えていく訳にはいかないしねーーーーーーーー!

自分にとってはまだ納得できる範囲の画面構成なので良かった!

ちなみに、推し作品なので、毎週課金(60円少々な…)しているので、中身は全部知っているため、紙媒体のコミックスを買うのは単純に毎週60円少々という小額(これでも値上げしたほうで、以前までは30円…)で萌えと毎週の楽しみを提供してくださっている制作陣への感謝と、表紙がめちゃめちゃ良かったからにほかならない。

いやしかし、ほんと、この表紙良くね?

自分は弱小ながら中高運動部にいたし、高校の時は無駄に学校に残って部活だったり自習…?いや遊んでいたし、地方の学校だったのでリアルに空が近かったり、季節の空の色の変化が記憶に残っていたりしてね。そんなン十年前の感傷に浸ってしまうような美しい表紙。それだけでもあえて紙で買う価値がある。

「百合はさ」の優しい世界

作品の内容にも再度・再再度触れておこう。

「百合にはさまる男は死ねばいい!?」かなりビビットなタイトルなので、それこそ連載開始時点では、イロモノ漫画かな~という印象で読みに行かなかったんです。

が、実際はタイトル通り「百合」路線ではあるのだけれど、主軸は吹奏楽…音楽に若い魂を燃やす女子高生の物語を軸に、登場人物たちが相手に対して強く特別な気持ちを抱き始める熱い日常の物語、なのだ。

理想と夢と現実に向き合いながら若い魂を燃やす登場人物たちがアツイ!

その中で、愛とも友情とも恋心とも絆とも言える感情が育っていき、その気持に向き合い始めるストーリーなので、タイトルの印象とは違い、「百合ありき」の話しではないのだ。

恋愛も友情も全部ひっくるめて話が進むのが良い。そしてなにより、どんな相手に特別な感情を抱いていたとしても、それを否定しない世界線だということがとても優しくて良い。「同性だからな…」という戸惑いはあったとしても、それが極端に変なことであるというバイアスがかけられていないのが良い。

私の時代と違い、今の若い人たちは「あ、そうなんだー」っていう感覚の子どもたちが増えたという話も聞くので、それがナチュラルになりつつあるのかもしれない。

「百合はさ」の場合、はさまってくる男子たちが、いいやつが多いよねーーー!日向くんに世良くん…!お前らいいやつすぎるだろ!

(世良くんは世良くんで、一般的とは言えない相手に恋をしているわけで、どうにもならないので辛みが深いよねえ。)

まとめ

買ってよかった😊
やっぱり、人間関係の一つのルートとして百合だった、BLだった、という作品が好みだな~!

LINE漫画は連載継続条件がいろいろクリア大変みたいなので、作者の蓬餅先生が安心して連載を続けられるよう布教していきたいですね。当然、最終回までのルートは数パターン考えていらっしゃると思いますが、満足の行く形での作品が読みたいですからね。

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