見出し画像

第7期京都ライター塾・受講レポート【第4回:インタビュー原稿の書き方②】

2022年9月11日(日)AM9時~12時、第7期 京都ライター塾・第4回「インタビュー原稿の書き方②」を受講しました!3週間前にあった、第3回講座「インタビュー原稿の書き方➀」の続編です。
この間に、「講師の江角さんにインタビューをして、原稿を書く【テーマは自由、1200字以内】」という課題に取り組みました。
今回の講座では、主に課題に挑戦しての気づきや、推敲・添削の大切さにフォーカス。後半の自己分析ノートのワークでは、江角さんとやり取りしながら思考を掘り進めた結果、思いもよらない発見が・・・!
以下、当日のレポートをお届けします!

前回のレポート記事は、こちらです。


(1)インタビュー原稿を書いてみて

まずは前回講座の復習からスタート。
商業ライターとして、原稿を書く際に大事なことは以下の2点でした。

❶理想の原稿を分析(分解)する
❷足りない言葉を補う(読み手に推測させない)

❶について、今回の課題に取り組む際に、私が理想の原稿として引用した記事はこちら。

暮らし回りのことや魅力ある人へのインタビューなど、素敵なテーマの記事がたくさんあって、ひそかにいつか書いてみたい、連載をもてたらいいなと、憧れるオウンドメディアの記事です。

ちょうど私が書きたいテーマに近い記事を見つけたので、導入から結びまでの流れや文字数の配分、写真の挿入のタイミングなど、できる限り分解し、マネしてみました。

すると、意外と文字数が多いことや、改行スペースが細かく挿入されていることなど、気づきがたくさん!
真似=学ぶなのだなぁと、実感できました。

復習しつつ、江角さんから、「課題をやってみてどうでしたか?」という質問が。

今回、45分間のインタビューをしてみてシンプルに感じたのは、「案外、たくさんのことが聞けるんだな~」ということ。1200字の字数制限におさまりきらないボリュームのお話が聞けて、何を書くか取捨選択にとても悩みました。そして、だからこそ、もっと時間を有効に使って、深くお話が引き出せるようになりたい、とも。

ちなみに江角さんの場合、京都のガイドブック200~300字だと30分、3000~5000字だと一時間程度、でインタビューと撮影まで行うそうです。

さらに、1200字の原稿に対して、準備~執筆までの適切な時間のかけかたが、わからない~とも思いました。
今回はトータル10時間以上、たっぷり時間をかけて取り組みましたが、これを仕事として、週に何本もこなす場合、とても時間が足りないような…!

(2)添削は、否定ではなく提案

続いて、原稿の「添削」について考察していきます。

添削は、よりよい文章にするための作業です。
とくに、商業ライターは極論「私が書きたい文章」はいらない。それよりも、読者のための文章、クライアントが書いてほしい文章が優先されます。

それを意識して、お菓子と飲食店を紹介する2つの生原稿を、実際に添削してみるワークを行いました。

ポイントは「良い点」と「提案した点」を交えて書く
ということ。

すると、主観と第三者目線が入り混じっていたり、「安い」とか「小さい」といった形容詞がぽんと出てきて、具体的なことがわからない部分があったり…引っかかる箇所が見つかりました。
一方で、この表現、すごく分かりやすくて素敵だな~と、感じる文章を発見したりも。

ワークを通じて、生原稿の“ナマ”っぽさ、そこから添削によって文章が磨かれていく過程を実感できました!
普段、本や雑誌でふれている文章は、この過程を経て、完成されたものなのですね。

続いて、課題で提出した自分のインタビュー原稿を添削してみます。
すると、タイトな字数制限の中で削りに削った結果、分かりにくくなっているところや、言葉足らずで誤った解釈を招きそうな表現があるところなどが見つかりました。
江角さんがたっぷり朱入れしてくださった原稿は、ここから良くなるしかないと思うと、修正するのがワクワクします!

ちなみに江角さんによると、紙媒体は難しいけれど、ウェブ記事は字数を超えても融通がきく場合があるので、削る前に一回相談してみるのもあり、とのことでした~。

(3)実績の紹介と記事を書き分けることについて

今回の課題はもちろん、自分で書いた記事一つ一つが立派な「実績」になります。それをブログやnoteなどで紹介していくことで、誰かの目にふれて、仕事の依頼につながることも。

ちなみに記事には、ざっくり以下の3種類があるとのこと。

➊ 第三者目線で書く記事:「書き手」が登場しない
➋ ブログ記事:「書き手」が登場する
➌ ➊と➋の中間の記事

この3つを書き分けることができて、自分が得意な(書きやすい)書き方を知っておくことが良いそうです。

今回の課題で、私はの書き方をしました。
➊は、商業ライターとして基本の書き方になるようですが、今一つピンとこない…ので、後日、➊でもインタビュー原稿を書いてみることに。

(4)発信を続けるコツについてのお話

ここまで講座を受けてきて、フリーライターになるうえで、自分から発信をしていくことが肝になりそう、ということがわかってきました。

今まで私がしてきた発信といえば、無理のない頻度で日記程度にインスタを更新する程度。毎日更新したほうが、色んな人の目にとまる機会が増えて、タイムリーな情報が提供できて、良いことづくめなんだろうなと思いつつ、何かと理由をつけてさぼりがち。

月〜金曜日の毎日、メルマガを配信している江角さんに、発信のコツ3つを伝授していただきました。

➊常にネタをストックしておく
➋空き時間にメモしておく
➌毎日何かしら発信をする(習慣にする)

大事なのは、受け身ではなく、自分から能動的に考え、動くクセをつけていくこと…!

(5)自己分析ノートワーク

第1回の講座から、書き進めてきたノートも、終わりが近づいています。今回取り組んだチャプターは「現状を整理する」。「できる」ことと「やりたい」ことの関係性を整理し、自分の夢や目標をまとめていきます。

現時点での、私の目標をざっくりまとめると「ライターになって、稼いで今より幸せになる」になりました。

ノートに書いたことに対して、さらに深掘していくような質問が江角さんから次々と繰り出され、必死に答えていく中で、ライターになって失敗しても成功しても、「よくやったね、私」と、声をかけてあげられる心持ちに自分があることがわかりました。
つまり、どっちに転んでも結論は同じ。公務員という安住の地から飛び出して、やりたいことがある。ならば、やるしかないのでは…?

インタビュー原稿の振り返りからはじまり、自己分析から壮大な境地にたどり着いたところで、本日の講座は終了!

●まとめ

ライター塾がはじまって約2ヶ月。あっという間に4回目まで講座が終わり、残すところ2回となりました。いよいよ、ライター塾終了後の、その先を考えるターンに入ってきたようです。

はからずも今回、自己分析を通じて、方向性が見えてきました。あとは、まだふわふわしている「ライターになって目指す幸せ」を具体的に描いて、邁進するのみ…!

まずは、課題のインタビュー原稿を、ポートフォリオや企画に活用できるまで、リライトして仕上げたいと思います。

以上、第7期京都ライター塾・4回目のレポートでした!
最後までお読みくださり、ありがとうございました〜。

いいなと思ったら応援しよう!