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人生で初めて入院した
先に投稿した「Google Cloud Next '24に(一瞬だけ)現地参加しました」という記事にある通り、直近のアメリカ出張では体調不良によりほとんどの日程に参加できませんでした。
![筆者のセルフィーです。顔が沈んでいます。](https://assets.st-note.com/img/1714200956556-wyNtWGOfNQ.jpg?width=800)
帰国後も体調不良が続いており、大きな病院に行った結果、即日の検査入院となりました。
人生で初めて入院しました。
![定食の写真です。ご飯と味噌汁に加え、サワラの照り焼き、きんぴらごぼう、春雨サラダが写っています。](https://assets.st-note.com/img/1714199855765-7zxQXOLO4k.jpg?width=800)
風邪のような症状から始まり、激痛によりほぼ歩けなくなり、両手も上手く動かせなくなりました。歩けず、手が使いにくくなると、ここまで生活が不自由になるのかと驚きました。
医師によると、症状からギラン・バレー症候群という病気が疑われるとのことでした。
急性免疫性ニューロパチーの代表的疾患であるギラン・バレー症候群(Guillain-Barre Syndrome, GBS)は、感冒等の上気道感染や下痢を伴う胃腸炎に感染して1~2週間後に、手足の先にしびれや力の入りにくさが出てきます。その後数日から2週間のあいだに急速に症状が進行することが特徴です。神経症状が出てから2週から4週で症状はピークになり、重症例では四肢麻痺が進んで歩行に介助を要し、10数%の患者さんは呼吸筋にも麻痺が及んで人工呼吸器を装着することが知られています。また約半数の人は顔面神経麻痺、複視、嚥下障害といった脳神経障害を生じます。頻脈、徐脈、起立性低血圧、膀胱直腸障害といった自律神経障害を伴うこともあります。
その後、検査入院では脊髄から髄液を取ったり、皮膚に電気を流して神経の機能を確認したり、採血したり、様々な検査が行われました。医師によると、症状はギラン・バレー症候群であるものの、検査結果からはギラン・バレー症候群と診断できない、というよく分からない状態であることが伝えられました。
よく分からない病状での入院が続いていましたが、医師や看護師を始めとする医療従事者の方は全員優しく説明も丁寧で、安心して療養に集中できました。
結局、ギラン・バレー症候群としての治療をしないまま1週間ほど入院しているうちに歩行可能になって回復したため、発熱や咳などの症状は残るものの、予定より1日早く退院することになりました。退院後はもりもり回復し、特に発熱などの症状は残っていません。
歩けない、手が動かない、という症状は、自分の老後を想像させるのに十分な症状でした。回復とともに、超高齢者から35歳に一気に若返ったような気持ちになりました。健康のありがたみを享受しつつ、お年寄りや手助けが必要な方にきちんと手助けできる人間になろうと改めて痛感しました。
![病室の写真です。木目調をベースにした、よく整理整頓された個室です。](https://assets.st-note.com/img/1714200745917-wh6cQXhUFJ.jpg?width=800)
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