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25歳の僕が最初に買ったCD

25歳
いわゆるZ世代に生まれた僕は、CDを買って聴くのが主流だった時代の終わりを目の前にしていた。

小学生の頃の衝撃

2009年は僕が小学生最後の年だ。

6月26日、テレビは同じ人物の話題で持ちきり。
なぜかといえば、25日に世界的スーパースターであり、King of POPと称される歌手マイケル・ジャクソンが急死したのだった。
その頃の僕は、名前こそよく聴くものの、曲も聴いたことが無いしどんな人物なのかはよく知らなかった。


そんな中、テレビを前に僕の体に衝撃が走った。その年齢から倍以上経った今でもよく覚えている。

それまで見たこともないようなカッコいい歌とダンス。
まるで映画を見ているかのようなワクワク感。


『スリラー』のMVだ。


釘付けという言葉がピッタリなくらい、見た瞬間から僕はどっぷりハマってしまった。
どれくらいかというと、6年生の学年発表会でみんなの前でスリラーを踊り、ムーンウォークを披露するくらい。笑

もともと40人くらいの1クラスの中で5グループくらい(多分)に分かれて、劇を披露して一番良かったグループが学年の前で演じるみたいな授業。
各クラスがまじめに演技している中、僕のクラスは劇の練習中にふざけていたことがきっかけで、友人と3人でスリラーを踊ることになってしまったのだ。

大勢の前で踊るなんていうのは恥ずかしかったが、アンコールが起こるくらいには盛り上がったので今となってはいい経験になったのかな。

大学の時に描いたマイケル


はじめて買ったCD

中学生の頃、CDを買うというよりはレンタルしたものをウォークマンにダウンロードするというのが普通な時代。
僕は親からもらったCDで聴くタイプのウォークマンしか持っておらず、家にあった昔の曲(ビートルズとか)なんかをひたすら聴いていた。

少ししてから、チビあきりに”ビッグニュース”が飛び込んできた。
マイケル・ジャクソンの未発表曲を収録したアルバムが出るというのだ。
「Michael」(2010)
それが僕のはじめて買ったアルバムになった。


「Michael」(© Sony Music Japan International Inc.より)

洋楽を聴いていると言えば

「カッコつけてる」

なんていう見られ方をされることもたまにあったが、当時の僕からすれば「日本語にはないリズミカルな英詞とビートの良さも知らんのに偏見えぐいなぁ」くらいに思っていた。
当時の感想は”何かイイ”くらいの言葉でしか表現できなかったけど。



そこから立て続けにマイケルの曲を聴きまくった。
マッシュ・アップとリミックスを駆使して生まれた「イモータル」から遡り、
「オフ・ザ・ウォール」「バッド」「スリラー」「デンジャラス」「インヴィンシブル」「ヒストリー」、、、
僕の人生の中であえて名前をつけるなら間違いなく”マイケル・ジャクソン期”だ。


だから不思議と曲を聴くとろくでもないガキンチョだった頃を思い出す。


今はクラシックロックばっかり聴いていてマイケル・ジャクソンはあまり聴いていないけど、音楽が好きになったのはもしかしたらテレビで見たあの時の衝撃があるからかもしれない。


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