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私のお習字の話なの〜仮名条幅編

おはようございます。
今月は、お習字の昇段試験があり、
家で練習しております。
普段は、市民センターに土曜日午後通って、
そこで先生のご指導を受けながら、
なんですが、
今月は予想以上に納期が厳しく、
仮名条幅の提出が間に合いそうにないため、
家で居残り自習中です。
というか、火曜日夜までには提出なので、
今日中に作品を仕上げる必要があります。。。

で、疲れてきたので、note時間に。
以前、noteを始めたばかりのころに、
お習字と万年筆のことを、
記事にしたことがあります。

仮名のお習字が大好きなのですが、
何がいいかって、
変体仮名を使って、和歌を書くことと、
墨の強弱が最も要求される書体なので、
紙と墨の相性だったり、
墨のすり具合だったり、
もちろん、自分の字のバランスだったり、
真っ直ぐに書けばいいのでもなく、
流れるように、細かったり太かったり、
波があるように、書くことが、
とても面白いです。


今日は、紙を広げても怒られないから、
遠慮なく広げられるので、
3種類、違う種類の紙で書いてみました。

右がノーマルな紙
真ん中が厚手でザラザラした紙
左がサラサラのツルツルした紙
(擬態語多し!!)

やまざとは
うらさびしくぞ
なかりける
木々のこずえの
ちりゆくみれば

です。

変体仮名は、以下の通りです。
以下の説明があれば、
多分、何となく、読めるかもしれません。

ま→万
さびし→散悲四
なりにけ→那利尓介
すえの→春恵農
ちりゆ→千利遊
れば→連八

紙の質が、一番左右するように思うのですが、
真ん中の紙は、墨をとても吸うので、
筆を止めたところが、すぐわかります。
墨が濃くなるので。
朴訥とした感じ、でしょうか。

左の紙は、ツルツルでスベスベ、
まるで肌の表現のようですが、
墨を吸わないので、墨が入らなくて、
全体的に薄くなるし、濃淡が出にくいです。

私が一番好きなのは、右側の紙。
しっかりしていて、墨も入るし、
それなりにカスレも出て、
濃淡を表現しやすいです。
真ん中の紙も、味があって、いいのですが。


娘のお習字セット使い回し
硯だけ買いました
(ティッシュで余分な墨を
落としながら書きます)

お習字のときは、皆様ご存知のお習字セットを
私は使っています。
娘のお下がり、です。
大人の人では、珍しいかも。
捨てるのはもったいないですし、
持ち運びしやすいので。

だんだん墨を落とす必要があるし、
ティッシュが活躍します。
なるべくなら、墨がもったいないので、
ティッシュを使いたくないのですが、
やむを得ないこともあります。

墨は水からすります。
すり終わったら、都度、
ティッシュで墨を拭きます。

そんな感じです。


お習字のこと、また、記事にして、
お習字の楽しさを
お伝えしていきたいなと思います!

あ、私はまだまだ発展途上なので、
こんな下手な字を載せて!
と、怒らないでくださいませ、
関係者の方々。

字の上手い下手ではなく、
字を書くことや、
変体仮名のご紹介、
日本古来の紙や墨の文化、
どういった視点、価値観で
書いている世界なのか、
個人的な意見も含め、
お話したいだけなので。

私の大好きな趣味のお話、でした!

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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