YamaharaAkira

沖縄で生まれ育ち沖縄のことを勉強しています。肩ひじ張らずに偏らずにタブー負けずに率直に…

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沖縄で生まれ育ち沖縄のことを勉強しています。肩ひじ張らずに偏らずにタブー負けずに率直に。 でも楽しく生きるために! 沖縄のことを中心に、いろいろ語ります。

マガジン

  • 世界で一番わかりやすい沖縄の歴史

最近の記事

『ぼくたちの1972年-沖縄の少年と家族の日本復帰ー』売上好調です!

ぼくたちの1972年ー沖縄の少年と家族の日本復帰ー おかげさまで、ジュンク堂那覇店にてこの一年で99冊売れました。 なんの広告、営業もなく、書店で見つけただけで買ってくれる方だけで約100冊はとても嬉しいです。 出版社が書籍取次会社との契約がないため、私が出版社から著者割引で購入して、それを私がジュンク堂に納品してるので、私の「儲け」はほとんどないのですが、少しでも多くの人に読んでもらいたいので、せっせと納品してます。 ところが私はこういう取引した経験が全くなく、今日もジュン

    • ぼくたちの1972年ー少年と家族の日本復帰ー

      ジュンク堂那覇店からのお電話。 「『僕たちの1972年』在庫なくなったので、あと30冊納品お願いします」って。 やったあ! ジュンク堂だけで50冊(だったかな?)売れました。 皆さん、本当にありがとうございます! 早速持っていきました。 ところが、納品書忘れて、ジュンク堂さんの納品書貸してもらって(^◇^;) 私が買う本をあれこれ選んでいるうちに、書棚に並べてくれました。 しかも、2階の沖縄本コーナーと入り口近くの賀数さんの『さきがけ歴男塾』お隣に!(この本はとんでもなく面

      • 「奄美・沖縄」世界自然遺産へ 再挑戦実り登録勧告、7月決定

        嬉しい気持ち半分。 不安な気持ち半分。 いや、不安の方が大きいかも。 「これで観光客が増える」 なんて単純に考えている人も少なくないはず。 ビジネスチャンスだと捉えることは決して悪いことではないけど。 世界遺産に登録されることのメリットとデメリットを具体的にキチンと考えている人どれくらいいるんだろう? そもそも何のために世界遺産目指したんだろう? と言う私もまだキチンと整理できてないので(^◇^;)、これから真面目に考えます。 ちなみに、大学2年生に聞いてみたら、ディズ

        • 大宜味村の放し飼い養鶏場と田嘉里共同売店

          これは、とてもたいせつな事だと思います。 田嘉里共同売店も、とても素敵なところですよ。ぜひ行ってみてください。近くにやんばる酒造があり、見学もできます(要予約)。 大宜味村の放し飼いの養鶏場

        『ぼくたちの1972年-沖縄の少年と家族の日本復帰ー』売上好調です!

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        • 世界で一番わかりやすい沖縄の歴史
          11本

        記事

          予言書いておけばよかった(笑)

          斎場御嶽の香炉が盗まれたというニュースを聞いた時、すぐに思ったのは、 「大丈夫、必ず返しに来るから」 でした。 離島などで似たような事件が結構あるんですよね。 3年前に聞いたのが、八重山のあるかなり有名な御嶽の大切なものが盗まれたけど、結局戻ってきたというお話し。 十数年ぶりに戻った例も。 簡単に言えば、神様からのバチが当たるから! 聖地のモノを盗むと、罪の意識に苛まれます。いい夢見ない。 何か事故や失敗があると、 「バチが当たったのでは」 と、どうしても考えてしまう

          予言書いておけばよかった(笑)

          怒るべき相手はだれか?ー沖縄に寄り添っているフリする「知識人」との決別

          沖縄タイムスで、映画「夜明け前のうた」の紹介記事がありました。(『沖縄タイムス2020年4月14日文化12面,、香山リカ) 「勝手な言い分だが、沖縄の人たちはこの映画を見て、『なぜ沖縄だけにこんな制度が残ったのか。なぜ本土の精神医療関係者は 何もしてくれなかったのか』 と怒 ってほしいと思う。」 ほんとに、勝手すぎる言い分! と私は思いました。どうして、沖縄の私たちが「怒ってほしい」と言われなければいけないのでしょうか? 前回の記事で書きましたが、私宅監置の問題はとても

          怒るべき相手はだれか?ー沖縄に寄り添っているフリする「知識人」との決別

          映画「夜明け前のうたー消された沖縄の障害者ー」

          先週見てきました。 「夜明け前のうたー消された沖縄の障害者ー」 障碍者等を庭や近くの小屋に隔離監禁していた「私宅監置」を描いたドキュメンタリー。既にみられた方も多いと思います。 日本本土では1950年に廃止されたその法律。しかし、沖縄では1972年の日本復帰まで行われていました。 そのままでは歴史の闇に消えていく人々の記録と記憶をたどっていくという力作です。 考えさせられることは、もちろんとてもたくさんあります。 私は共同体の研究をしているので、最も関心があるのは共同体やその

          映画「夜明け前のうたー消された沖縄の障害者ー」

          コロナよりも怖い日本人の「正義中毒」

          これ、とても重要な議論だと思います。 私は完全に同意します! 克服すべきはコロナではなく、今の日本の空気! コロナよりも怖い日本人の「正義中毒」  和田秀樹×中野信子が解説  2021.4.8 11:30週刊朝日

          コロナよりも怖い日本人の「正義中毒」

          農業を選択する若者が増えてきた

          最近、噂では聞いていたけど、やっぱり農業やりたいという人増えているようですね。 経済成長はもうない。日本は昭和30年代に逆戻りしていく! という論がますます現実味を帯びてくるような気がします。願望も多く入ってますが(笑)。 右肩下がりの日本をどのようにソフトランディングさせるのか?というのが日本の課題でしたが、コロナによって、ハードランディングにならざるを得ないようです。 そんな中でどう生きるか? ですね。 農業で働きたい人が急増 コロナで収入減や働き方の変化背景に

          農業を選択する若者が増えてきた

          最高の成人式!

          先月の記事ですが。記録に残したいのでここにも掲載します。 うるま市は闘牛場で成人式。 屋根はあるけど屋外だから最適。新成人のインタビューも沖縄の子らしくていい。 そして、この子、最高! だから、沖縄って好きなんだよなあ! うるま市の成人式

          最高の成人式!

          ジュンク堂那覇店で発売!

          一昨日、ジュンク堂那覇店に行ったら、なんと私の本が入口すぐのところに並べてあるではないですか! 感激です。嬉しいなあ! 店長さんありがとうございます! 南海日日の書評も掲示してくれてます。 ネットで本を買うのが苦手な人は、ジュンク堂那覇店へ! 宣伝してくださいねー! いま、改訂版(誤字脱字直す程度ですが)準備中です。 還暦になった⇒「これやるまでは死ねない」ってことやろう⇒「ぼくたちの1972年」書かなくちゃ!⇒でも出版費用ない⇒そうだ、生命保険解約すれば少しはお金入る⇒お

          ジュンク堂那覇店で発売!

          独りごと

          今年の沖縄は選挙の当たり年。 コロナ禍でそんな事言う人いないと思うし、そんな余裕ないかもしれないし、そんなこと言っても票には結びつかないと思うけど。 もし政治家が、歴史に名を残したい!と思うのなら、重要なのは文化行政! 同じ箱物でも、博物館や美術館、図書館を作った方がいい。もっと重要なのは、そこでの研究にお金をかける事。 特に発掘調査。そして様々な歴史や文化の研究を進める。 司馬遷がいたからこそ、(色々あったけど)彼がその役職につけたからこそ、世界史はある。 沖縄人のアイデン

          本を出版しました!『ぼくたちの1972年-沖縄の少年と家族の日本復帰―』

          テーマは「等身大の沖縄」です。 青い海、青い空、豊かな自然、そして人情味あふれてフレンドリーな沖縄の人たちと豊かな文化。多くの人が「沖縄病」になり毎年沖縄を訪れます。 その一方で、米軍基地問題、辺野古移設問題で拳を振り上げる沖縄。「沖縄の人の前で基地や戦争の話をしてはいけない」とタブーになっています。 今から約50年前に、沖縄は米軍統治から日本に復帰しました。1972年のことです。沖縄がかつて米軍統治下のあったことは多くの人が知っていますが、それらは「沖縄の苦難の歴史」とし

          本を出版しました!『ぼくたちの1972年-沖縄の少年と家族の日本復帰―』

          今年の慰霊の日に考えたこと

          牛島中将が自決した日がなぜ慰霊の日なのか?納得していない私ですが、何らかの祈念日は必要なので仕方ないと思います。沖縄戦で亡くなった方々への鎮魂の日として。 慰霊の日、鎮魂の日が今年も終わりました。 鎮魂の後に私たちは何をすべきか? やっぱり、学ぶことですよね。 沖縄戦だけでなく世界の戦争や歴史について、そしてこれからの戦争について。 前にも書きましたが、沖縄戦について、体験者でもなく、知識としても何も知らない多くの人が「戦争の悲惨さを子どもたちに伝えなければ」と言ってます。

          今年の慰霊の日に考えたこと

          なぜ宿題をやらなくちゃいけないの?

          世のお母お父さんたちに、強く訴えたいこと。 ずっと言ってますが(^_^;) 自分の子どもが、これからの世の中をしっかり生きていくための「学力」をしっかり身につけるためにやるべきことは、目先の宿題や課題ではありません。 学校にきちんと通うことでもないかもしれません。 今の日本の学校のシステムだと、忖度力は身につきますが、それだけです。 考える授業とか、アクティブラーニングとか、ほとんどが、結果的にむしろ逆効果。考えるのではなく、先生や大人が満足する答えを一生懸命に探すだけ。 一

          なぜ宿題をやらなくちゃいけないの?

          沖縄が植民地的であるとはどういうことなのか?(2)

          沖縄が植民地的であるとはどういうことなのか?(2) やってくるのは米軍基地だけではない。 植民地にやってくるのは支配者だけではありません。 「植民地を救うのだ」というスローガンを抱えた運動家もやってきます。善意で。 でも、その「善意」こそが問題なのです。 結論から先に言うと、「沖縄の問題は沖縄人でなんとかするから余計なお節介はしないでくれ」です。 なぜなら、その「善意」の人たちがよく口にする台詞が、「私たちがこんなに頑張ってるのに沖縄人は」だから。 もう、これ以上の説明は要ら

          沖縄が植民地的であるとはどういうことなのか?(2)