岩瀬村の里山のはなし
山を持ってる伯父に「商品開発をしたいからヒノキをちょっともらえないか」と相談したところ、「手元に無いから、1本切るか」となり、本日伐採。
田舎の男はだいたいスケールが大きいので、ちょっとした相談が大きな話になるのは地方あるあるです。
■学んだこと
木は冬の間は水を吸い上げないので、伐採するのはちょうど今。伐採後、半年ほど乾燥させる。
1月5日に若木にしめ縄を張って、山の神様に米と餅をお供えする。
切ったのは間伐材なので直径20cmほど。高さは10m強。それでも樹齢は20年以上とのこと。
120cmに分割しても結構重い。
桧の後に栗の木も切った。広葉樹はさらに重い。
近くに樹齢60年の杉があり、それは家の建材に使うにはとてもいいとのこと。ただ、今は重機を使うから1本だけ切るのが難しい。
ちなみにNafshaの家もおじさんの山から切り出した木で建てている。
40年前は馬が運び出した。馬は小回りが聞いて便利。自分が生まれる少し前まで馬が現役だったことに驚いた。
昔は木を切り出して薪にして、料理もしたし風呂も沸かした。プロパンガスの普及と、輸入材の普及で山を管理する人がいなくなった。
昔は落ち葉を畑に入れた。農業肥料が普及して山が荒れた。
この辺で山を管理しているのはおじさんくらい。育てた木で孫やひ孫が家を建ててくれるといいなぁと思いながらやってるとのこと。ただ、最近は危ないから枝打ちとかはやめなさいと娘達に言われてるとのこと。
おじさんは、私の父親の年の離れた兄なので、御年86歳。
里山の知識と知恵と技術を今のうちに学んでおきたい。