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【#ざっくりレビュー】2020 J1・第8節 ベガルタ仙台vs横浜F・マリノス

akira(@akiras21_)です。
牛タンとお寿司食べたかったなぁ。

今節の先発メンバー

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パギおかえr…あれ、図ったな…ッ!?
その辺はのちほど改めて。

よかったぁ

よかった〜、よかった〜(CV:鬼龍院翔)

アウェイ仙台は何かと思い出がありますが、ここまでヒリヒリしたのも珍しい。あれだけ主導権握っといて勝つと引き分けるとでは大違いですしね。交代出場の大津、オナイウ、槙人やナベ・コウタといった面々がしっかりゲームに入ってきてくれたのもよかった。さて、例によってざっくり参ります。

CB松原と(ポジショニングが)ゆかいな仲間たち

気になりましたよね。センターバック松原健。試合前は4バックなのか3バックなのかとうんうん考えたら寝てしまったんですが(ちゃんと試合前に起きました)、いざ蓋を開けてみれば4バックだったし3バックでした。なんやいつも通りやんな。

マリノスの場合はサイドバックが高めに位置取ることが多いので4バック=2CB、3バック=3CBとして考えると、2CBは言うまでもなく松原・畠中の組み合わせ。3CBは「松原・畠中」のセット+αといった感じ。αは扇原や喜田だったり、あるいはパギでした。共通して高めの位置で行うビルドアップの安定を狙いとしていましたが、

扇原:チーム全体が右寄りなとき、縦パスも狙う
喜田:チーム全体が左寄りなとき、攻撃のリズムキープ
パギ:チーム全体が下がり気味なとき、前に押し上げる

といった傾向が見受けられました。パギの積極果敢なビルドアップ参加はプレーエリアを押し上げるのに有効ですね。

ちなみに仙台は人に付く守備をしてきたので、ディフェンシブハーフ2人のうち特に喜田は相手のマークを惹きつけてスペースやパスコースを作ろうとしていました。間接的ながらちゃんとビルドアップに参加してたんです。

あと今更言うまでもないですが、フォーメーション表記は電話番号みたいなもの。なんとなくイメージできればそれでよくて、それ以上の意味はそんなに沢山ありません。ポイントなのはその並びからどんなサッカーをする/したいのかということです。その点はポジショナルプレーやら、偽サイドバックやら、サリーダ・ラボルピアーナやジュニーニョ・ペルナンブカーノやヤン・フェネホールオフヘッセリンクとかと一緒ですね。大事なのは装備品ではなく、基礎パラメータのほうです。

ダイヤルM(マリノス)を廻せ!

もうひとつ特徴的だったのは試合前半に見られた前線3人のポジションチェンジ。当初は上図の通り、

左:仙頭 中:エジガル 右:水沼

という並びだったんですが、飲水タイム明けくらいからこの3人がとにかく変わる変わるよ立ち位置が変わる。なんでこんなことしたかといえば、エジガルに2CBを文字通りバッチリくっつけて物理的に塞いできたりしたからです。

ならば人を変えてしまえばエエんちゃうか、とエジガルが左に来たり、あるいは水沼が来たり、気付けば仙頭が右にいたりと見てるこっちも整理しきれないくらい流動的に。実況アナウンサーは仙頭のことをずっと水沼と呼んだりしちゃってたくらいです。わかる。

同時進行でティーラトンも小池も左サイドにいたってことが忘れ去られるくらいフルフレックス裁量労働制だったので、左ハーフレーンを駆け上がるティーラトンに左サイドの水沼が浮き球でセットアップ、なんてシーンも。繰り返しになりますが、フォーメーション表記は電話番号みたいなものです。

おわりに

とかなんとかやりつつもフィニッシュがなかなか決まらず、試合は最後の最後に導師マルコスの一発まで決まりませんでした。人に付く守備の相手にゃこれくらいやれるんやというひとつの指標になった一方で、選手同士で呼応する動きがもう少し良くなれば、もう1人参加できるようになれば…という面も攻守にわたってチラホラ見られました。

ただ、そのへんはある種当たり前というか、まだまだお互いの理解を深めてる段階なんだろうなと思います。ちょっと考えてみてくださいよ、シーズン再開してからスタメンがまったく同じだったことってないですよね?ボスもいつぞや「これから先は同じメンバーで試合をすることはないだろう」とか言ってましたが、まさにそういう選手起用が為されています。サブ組も含めて。

ただ、面々は変わろうともチームとしての動き方について根幹の部分は変わってませんし、むしろこういうサッカーをするからこそ相互理解の深さがとても重要で、「あいつはああいう動き方をするから俺はこうしよう」というつうと言えばかあなツーカーの連動性が大事なわけです。ちなみにツーカーの初期主体は日産自動車だったそうですよ。まとまりましたね(?)

とにもかくにも3ポイント。これで勝ち点数も10に乗りました。今節でシーズンのおよそ4分の1が終わりましたが、順位はまだ気にしないことにします。ミッドウィークのルヴァンカップ・グループリーグは(王者なので)お休みして、来週土曜はホーム・日産スタジアムで柏レイソルを迎え撃ちます。対オルンガ装甲兵器の登場に期待しつつ、今回はこのへんでアスタ・ラ・ビスタ。みんなしっかり寝ましょう。

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