6-❷ その時を、

　すべての競走馬が人々の夢を背負い、
その栄光のゴールを目指し、全速力で駆け抜けて行った2026年。

　1月。
　それは、小細工なしの真っ向勝負であった。
　再びの米国制圧を目指すG1レース3勝馬、ユーアーマインvs米国最強二冠馬でG1レース5勝、前年に続いてこのレース連覇を目指すヴァイオレットエヴァーガーデンの対決である。

　果敢にハナを奪うユーアーマイン、2番手に控えた米国最強馬。

　最後の直線•••2馬身のリードを保ち逃げ切りを図るユーアーマインに残り50メートルで馬体を並べ、ゴール寸前首差捉えたヴァイオレットエヴァーガーデンがペガサスワールドカップ招待Sを連覇、G1レース6勝目を挙げた。

　ユーアーマイン陣営はフェブラリーS出走へ意欲を示していたが、帰国後に右前球節剥離骨折を発症、全治3ヶ月と診断され、その類い稀なるスピード能力を後世に伝える為に引退種牡馬入りをした。

　4月。
　大阪杯。最後の直線でのスターダイナマイトvsバッケンレコードの火の出るような叩き合いは、前年のJ C以来の休養明けも何のその、バッケンレコードが大外一気の鬼脚でG1レース3勝目を、文字通りもぎとった。

　5月。
　天皇賞春。繋靭帯炎からの復帰を期すブレストファイヤーが前哨戦の日経賞を快勝、迎えた本番でもその強さを発揮、2番人気の前年の菊花賞馬アモルファスとの叩き合いを首差制し見事復活、G1レース4勝目を挙げた。
　春シーズンはこの2走に留め充電、秋1戦を叩いて狙うは年末のグランプリ、ここを引退戦とする事をオーナーサイドが発表した。

　3歳クラシック•••この年、ファーストクロップとなる、あの無敗三冠馬の産駒が牡牝共にクラシックを制圧した。
　まさに、血の成せる業であろうか。

　6月。
　遠く離れた英国で、彼が再びの激走を見せた。
　世界最長距離のG1、ゴールドカップ•••前年とは打って変わっての良馬場対決に12頭が参戦、予想通りの2強対決に観客のボルテージは最高潮に達した。

　4連覇を目指す王者ストレスフリーに猛然と遅いかかるストロングクーガー。
　息をも尽かせぬ壮絶な戦いは、3着以下を7馬身半引き離し、2頭揃ってゴールを駆け抜けた。

　興奮と静寂と。
長い長い写真判定の末、わずか4センチの鼻差で王者ストレスフリーに軍配が上がった。

　無念の鷹•••次こそは！と心に刻み、陣営は現地滞在で馬体調整をし、次走キングジョージ6世クイーンエリザベスSを目指す事になった。

　春のグランプリ、宝塚記念。
前年、両グランプリを制し、このレースに3連覇を懸けるスターダイナマイト、前走大阪杯を大外一気の末脚で前者を差し切ったバッケンレコード、そして先行力を発揮し、G1でも大崩れのないアモルファス、この3強の戦いもまた、直線残り50メートルまでもつれ込んだ。

　逃げ粘るアモルファスを捉えた2頭がほぼ同時にゴールを駆け抜けたが、軍配は首差でスターダイナマイトに上がり、グランプリ3連覇を達成した。

　7月。
キングジョージ6世クイーンエリザベスS。
　再びの対決。
英ダービー馬ロゼッタストーン、米国二冠馬ヴァイオレットエヴァーガーデン、そして中団から期を伺うストロングクーガー。

　レースはスローペースで展開、先行2騎が後続を2馬身離し、残り150メートルを切ったところで、ストロングクーガーが猛追したものの、僅かにに前を捉えきれず、首差の3着。
　栄光を掴んだのは、地元の英雄ロゼッタストーンであった。

　激戦を戦いあった人馬•••その英雄達に
満場の観衆から盛大なるスタンディングオベーションが湧き上がった。

　復活の刻が近づいてきた。
気力、体力充分な彼は、牙を磨き、静かにその時を待っていた。

静かにその時を待つ翔馬😤😤

　PS•••いつもお目に留めて頂き、心より感謝申し上げます。次回配信は6月12日午前8時です🕗翔馬がいよいよ騎乗開始、そして天国で眠る好敵手、朝日未来が再び。
　それではまたお会いしましょう🙇‍♀️🙏

　　　　　　　　　AKIRARIKA

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名馬2頭がJRA顕彰馬に🐴🐴😊👏

　キングカメハメハ•••日本競馬の歴史を彩り、数多くの名馬を産み落とした、偉大なる大王🫅🫅！

　そしてコントレイル✈️🌩️
来夏、産駒がデビューします🐴💨🔥
無敗三冠馬の偉大なる血が、ターフを駆け巡るのが楽しみです😊😋

　さあ、いよいよ来年のクラシック目指して、新馬戦が既に始まっています🐴💨

　私の推しのウィンブライト産駒😤😤
ステイゴールド系の真打ち登場🐴💨🔥

　みんな、頑張れ〜🐴💨🔥😤
けれど、何よりも無事にターフを🙏🙏🙏

　　　　　　　　　　AKIRARIKA