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内藤晃の読書案内(1)

作曲家の一次資料を読む愉しみをみなさんと分かち合いたいと思い、動画をつくってみることにしました。ぜひご視聴くださいませ!第1回はモーツァルト、ショパン、リストです。

ご紹介した資料はこちらです!

膨大な手紙を軸にしてモーツァルトの生涯を辿っていく、高橋英郎氏の500頁にわたる労作。手紙からそのキャラクターや人間模様が鮮やかに浮かび上がり、モーツァルトの生涯をリアルに概観できる。伝記としても一押し。

こちらは、手紙の重要部分の抜粋の再構成ではなく、手紙そのものは抜粋してあるものの各手紙は全文掲載されている。注も充実。

絶版につき、古書が手頃な値段で出ているタイミングでお早めのご入手を!

こちらはこの6月にようやく復刊されます。すべてのショパン弾き必携の一次資料。手に入るうちに!

ロシアの役人でアマチュア・ピアニストのレンツが、パリのリストとショパンのもとを訪ねたときの記録。会話がリアルで楽しい。レンツのオタクぶりがこの2人に影響を与えた(未知のレパートリーに開眼)というのも面白い。

内藤訳による日本語版は年明け2021年はじめに出版予定。譜例も英語版より多くしています。ご期待ください。

音楽の奥深い面白さを共有したいと願っています。いただいたサポートは、今後の執筆活動に大切に使わせていただきます!執筆やレッスンのご依頼もお待ちしています(officekumo@gmail.com)。