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THINK TWICE 20211003-1009

10月5日(火) DO THE RIGHT THING

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一応、チェックしておくべきだな、と思い、遅ればせながら『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』を読了。業界の人間関係───誰と誰が夫婦だったとか、誰と誰が高校の同級生で───といった血縁、知縁、学閥がモノを言うのがギョーカイで、近田さんの証言により、知る由もなかった事実がいろいろわかって興味深かったです。

あと、先日のnoteに書き留めた近田さんの《官能論》がそっくり筒美京平さんの追悼文のなかに出現してて、溜飲が下がりました。


あと『HEAVY』のジャケに元ネタがあって、ザ・マジック・ディスコ・マシーンのアルバム『DISC-O-TECH』だというのはビックリしたなあ。

THE MAGIC DISCO MACHINEは、モータウンレコードのスタジオミュージシャンたちによって編成された覆面バンドと言われてて、ヒップホップの大ネタとしてあまりに有名な「Scratchin'」が収録されてます。

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「Scratchin'」は『Ultimate Breaks & Beats』(ヒップホップ好きなら絶対に持っている名コンピレーション)VOL.6のイメージがあまりにも強烈で、オリジナルアルバムの存在なんて、ぼくはこれまで気に留めたこともなかったんですよね。

ただ、ジャケにも元ネタがあったこと自体は興味深いし、引用した理屈もわかるけど、わざわざオマージュするほどかっこいいジャケなのか、と言われれば、ちょっと首をひねりたくはなりますね(笑)。あと、蝶ネクタイ姿の近田さんのポーズも何かしらネタありきかと思ったら、仕事仲間の結婚式で祝辞を述べているときに撮ったスナップ、ということでした。長年の謎が解けるということは、がっかりするということでもある(笑)。

「Scratchin'」をサンプリングした曲は山程あって、『HEAVY』でもタイニーパンクスが使ってますけど、ECDのファーストに入っている「スティービー・ワンダーの瞳」がいちばん好きかなあ、と。ちゃんとモータウン繋がりですしね。


10月7日(木) DO THE RIGHT PRICE

山下達郎「サンデーソングブック」特集号以来、ずいぶんひさしぶり(2018年2月号だったので3年近く経つのか……)にブルータスの村上春樹特集(読書編)を購入。値段も確かめずにレジに持っていったら、820円と言われてたまげましたけども。

ちなみにサンソン号が680円。直近の号までは750円だったみたいなので、ちょっと《特別定価》過ぎやしませんかね、マガジンハウスさん。まま、足元見られてんな〜と思いつつ、次号(音楽編)も買うんですけどね。



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