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#035_会議で自分の意見を通すときに考えるべき3つのこと

仕事をし始めたときや転職などで環境が変わったときなど人間関係が十分にできていないときに自分の意見を通すというのはなかなか難しいものです。

特に規模が大きく、様々な人が関わる環境では、正論を言っても様々な弊害があって実行されないということもよくあります。

「社内政治みたいなことはくだらない」という意見もあると思いますし、僕自身そう思う部分もありますが、現実としてこういうことをしていかないと物事が進まないということはあります。

特に多くの人が関わるプロジェクトを率いていたり、プロジェクトに参加している人は注意すべきだと思っています。

今日は「自分の意見を通す時に考えたほうがいいこと」についてまとめていきたいと思います。


01. 事前の根回し

年齢やポジションが上がると、自分の意見は比較的通りやすくなります。

ただ、正論をぶつけて、経験や知識でマウントを取り、相手を言い負かして自分の意見を通す、それにはあまり価値がありません。

なぜなら、仕事は意思決定をした後の方が大切で、場合によっては、言い負かした相手に動いてもらわないとプロジェクトが進まなかったりします。

プロジェクトを進めることを目的にした場合には、会議の場で相手を言い負かして自分の意見を通すよりも、キーパーソンとなる人には事前に自分の意見を伝えて「裏」で合意を取っておくことが大切です。
裏でしっかりと議論をしておくことで、会議の場ではスムーズに進みます。

相手にも立場があり、メンツがあります。

繰り返しですが目的はあくまで「プロジェクトを前に進めていくこと」。
いくら自分の意見が正しかったとしても、一緒にプロジェクトを進める配慮は大切です。


02. お互いの取り分を示す

以前のnoteで仕事ができる人の条件としてあげた項目のなかに、「仕事ができる人は相手のメリットを考えた提案をする」ということを書きました。

これは社内で自分の意見を通すときにも必須になります。

特に、様々な立場の関係者が関わるプロジェクトでは、この意見を通すことで誰にどんなメリットがあるのかを設計しておくことは重要です。

僕は説明するときにはスキーム図(やり方、取り組み方を図にまとめたもの)を書くようにしています。1枚の図で誰にどういう取り分があるのか整理をしてから説明するように意識しています。

もちろん関係者が多ければ、それぞれ求めることが変わってくるのですが、「ここではA社にメリットがあるけど、次のステージではB社にメリットがある」というように先の段階まで見えると理想です。

逆にこういう図に落とし込めていない状況で説明しても、伝わりにくいことがあります。(特にまだ関係性ができていないときは要注意です)

できるだけ自分の意見をわかりやすく伝える努力も必要だと思っています。


03. 自分の意見に責任を持つ

これだけ準備をして自分の意見が通ったとしたら、その意見には責任を持ちましょう。

最後の最後で責任の所在をあやふやにしてしまうと、覚悟も伝わらず、応援者が現れません。

また、関係者に配慮して、お互いのメリットを提示して、責任を持つ覚悟で通した意見であれば、成功確率はあがりますし、仮に失敗したとしても、助けてくれる人が現れます。

逆に発言に責任を持てないのであれば、そもそも自分の意見を通すというのは止めたほうがいいかもしれません。

関係者が多いプロジェクトほど様々な人の想いが乗っているので、そういう場で自分の意見を通す意味を考えてみましょう。


04. まとめ

いかがでしたでしょうか。

今日はちょっと厳しめの書き方でしたが、自分も日々気を付けるようにしています。会議で自分の意見を通した後で「あの伝え方はちょっとよくなかったな・・・」と反省する毎日です。

毎日のnoteで書いていることはなにも自分ができているから書いているわけではなくて、こういうことについて気を付けていかないといけないなと思いながら書いています。

また書いておくことで振り返りがしやすくなり、意識しやすくなるのもいいことかなと思っています。

そういうスタンスで書いていますのでこれからもお付き合いいただけると嬉しいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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