映画「月」

ずっと気になってたんだけどなかなか覚悟ができず、やっと気合い入れて上映期間終了間際に滑り込みで観てきた。

事件から見えた現実、人の価値、生きる理由、目をそらしているもの。画面からいくつもの問いが投げ掛けられてきた。

主人公にあの背景を背負わせ、事件にはなかった設定を付け加えたのは、犯人の言葉を、犯人だけに語らせないようにするためだったんだろう。観た全ての人が自分の心で自分に語り、自分に問うて考えて欲しかったからだと思う。

人によって色んな解釈がありそう。障害のある人を全く知らない人が見たら、どんな感想を持つんだろう。気になる。

自分も自分なりの答えを持って仕事してきたつもりだったけど、答えを持つってことは、そこで思考を停止して目をそらすってことと表裏なのかもしれない。

考えよ。改めて色々。

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