6月に読んだ本たち

こんにちは、じゅくしんです。

6月に読んだ本の感想を書いていきます。


夢なし先生の進路指導

学園ものというよりも、卒業後を描いているのが面白い。主人公の高梨は進路指導で生徒の「夢」に対し現実的なデータや世の中の実情を突きつけるが、生徒たちは夢に向かって突き進む。しかし実際に夢を追ってみると、現実の厳しさに打ちのめされ挫折するまでをじっくりと描写し、どん底まで落ちてからの再起を描く。途中は闇金ウシジマくんかと思った(笑)題材になる夢が「声優」「鉄道運転士」「メンズアイドル」「保育士」とかなので、余計に。そう、この作品は夢を叶えるまでの物語ではなくて、夢を挫折するまでの物語なんだけど、挫折するからこそ分かることってあるよなぁと感じる。

金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿8~9

元ネタがそもそも90年代から00年代前半の作品なのもあるのだけど、女性キャラに対してのセクハラめいた扱いとか、おいおいコンプラどうなってんだよ…と令和の視点で突っ込んでるのが笑える。当時は気が付かなかったけど、本編て実は結構トンデモな漫画だったんだなぁ。

ナンシー関の名言・予言

谷亮子の政界入り、木村拓哉不人気ブーム、藤原紀香は吉田栄作になる、といった名言、預言の数々が抜粋されていて、ナンシー関の顔面至上主義による芸能人批評がいかに的確だったかを令和になった今しみじみと実感する。そうそう、こんなこと言ってたよねーと思いながら、もっと読みたくなって、他のナンシー本をまた再読してしまう私であった。

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