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【御礼/夏ピリカグランプリ2022】朗読していただきました

いぬいゆうたさんに、自作「アンドロギュノス」の朗読をしていただきました!

自分の書いたものを、朗読していただける。
ワー!というかキャー!というかギャー!!

おわかりいただけますでしょうか? 嬉しい、こそばゆい、が綯い交ぜになったこの気持ち(笑)もうね、PCの前に正座して、心をしずめ真っさらの無にして(心を浄めているつもり)、聴きましたよ。

英詩の個所はどうなるのかな? と思っていましたが、なるほど! ラジオでもこういう処理していますよね。そして次の、

「thus with a kiss I die.」

🌟🌟お声の渋さにやられました🌟🌟


ほか、以下の個所など、抑揚の付け方に痺れてしまいます。

「だがこれ以上は……」
※自分で書いときながら、声で表現されると、うひゃあぁぁあ(*´Д`*)ってなりました

「さあ、死よ。/来たらば来たれ。/これが罪であるものか。」
「天が白む。/死神は来なかった。」

文末の余韻を残す言い方や間の取り方もさすがで、私が表したかった悲しい静謐な感じを見事、表現されていました。いぬいさんが仰るように、朗読は二次元が三次元に変わる不思議な感覚です。

私は今はテレワークですが、オフィス勤務だったときは朝6時半頃に家を出ていました。それまで10分ほどのラジオドラマを聴いていたんです。そのラジオドラマと同じく、自分の書いたものが、電波に乗って流れている…

自分の手を離れた、本当にもう、別物の完璧なドラマになっていました。
もうね、そりゃあ、むふふ😊、ってなってしまいます。
いぬいゆうたさん、ありがとうございました✨✨✨

そのいぬいさんが、夏ピリカグランプリの副賞の朗読をされるので応募はされませんでしたが、夏ピリカ用に書かれた短編がこちら。

ラスト、色んな解釈のできる作品です。
物語内の世界が反転するような、自分の隣にぼーっと誰かが立っているような不気味さを私は感じました。短編はラスト一行で決まるところがあると私は思っていて、着地の仕方が難しいんですが、いぬいさんのこの余韻の残し方は見事というしかありません。