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【解剖学】デルマトームでしびれ、痛みの原因を把握する

僕は理学療法士を目指す大学四年生です。
本日も国家試験対策として一つの話題をまとめていきます。今回ははデルマトームについてです。

デルマトームとは

人体の皮膚分節といい感覚神経の分布領域が決まっています。
細かく分かれていますが、感覚異常などの原因を把握するためには重要になります。疼痛による炎症の訴えは2~3割が神経による原因だそうです。そういった患者様に対して適切な治療を行えるように、このデルマトームを用いて評価する必要があると考えます。

C2:後頭部上部
C3:後頭部下部
C4:肩峰 (横隔膜支配)
C5:肘関節外側
C6:母指、示指(1,2指)~前腕外側
C7:中指(3指)
C8:小指(5指)

Th1:前腕内側
Th4:乳頭
Th6:剣状突起
Th10:臍

L1:鼠径部
L2:大腿前面
L3:膝
L4:脛骨内果
L5:下腿外側~足背

S1:足~足外側~足底
S2:膝窩~大腿後面
S3:坐骨部分
S4:肛門

よく頻出している支配領域は黒字にしました。

手の指が一番覚えにくいですよね...C6が母指と覚えておくと、それ以外C7中指、C8小指と思いだせそうですね

ASIA(American Spinal Injury Association)の触覚の評価で正しい組合せはどれか。2つ選べ。

1.T12 - 臍
2.C6  - 母 指
3.L3  - 膝蓋部
4.T9  - 剣状突起
5.T6  - 乳頭線

A 2.3

表在感覚の髄節レベルで正しいのはどれか。

1.アキレス腱部 - S2
2.乳頭部    - T4
3.母指     - C4
4.膝蓋部    - L1
5.小指     - C6

A 2

まとめ
患者様の痛みやしびれの原因を把握するためには、このデルマトームは勿論、神経根や反射の知識も同時に身に着けておくと臨床で役に立つのではないかと思います。

https://blogtag.ameba.jp/news/%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0

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