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経験者ゼロだけどアクティブ·ブック·ダイアローグでゾンビスクラムサバイバルガイドをみんなで読んだ!

社内でアクティブ・ブック・ダイアローグ(以下ABD)をチャレンジしました!私の勝手な「やってみたい」という思いを口にしたことを発端として、スクラムマスターの2人がオーガナイザーとして実施してくれました。経験者ゼロで無謀なチャレンジかな、と思いましたが、良い体験になったので、記録したいと思います。

ABDを知るきっかけはスクラムフェス福岡

スクラムフェス福岡でまつしゅーさんと川西さんの発表でABDを初めて知るきっかけになりました。

アクティブ・ブック・ダイアローグ®は、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、短時間で読みたい本を読むことができる全く新しい読書手法です。

1冊の本を分担して読んでまとめる、発表・共有化する、気づきを深める対話をするというプロセスを通して、著者の伝えようとすることを深く理解でき、能動的な気づきや学びが得られます。

アクティブ・ブック・ダイアローグ®とは何か? 開発者:竹ノ内 壮太郎

一冊の本をまとめてみんなで一度に読むという行為に単純な好奇心に駆られていました。当時、読書会というものも参加していなかったので、一人で本を読むのが当たり前だった私には、とても魅力的なワークショップでした。このような新しいことを知るきっかけになるのもスクフェスの魅力だなと改めて思います。

経験者ゼロでABDを開催するまでの話

Scrum Boostというスクラム勉強会

2月頃から社内ではスクラムマスターの方々と週1回、Scrum Boostと冠して勉強会をやっていました。という形で「スクラムガイド」を一緒に読んでいました。私自身、スクラムガイドに対する認識の間違いに気づけたりして、みんなで読む体験の良さを感じているところでした。3月末頃に一旦スクラムガイドが終わったので、次に何をやろうかと議論していました。

ゾンビスクラムサバイバルガイドxABD!やろうぜ!

ちょうど、私のスクフェス福岡の発表もあり、私の勧めで「ゾンビスクラムサバイバルガイド」を読み始めたスクラムマスターのメンバーがいたので、この機会に読書会をしようという話になりました。

その流れで、私からABDに興味がある旨を話しました。みんなが興味を持ってくれたので、そのまま実施する流れになりました。オーガナイザーは私が担当するのではなく他のメンバーにやってもらいたかった
(理由は①私ばっかりがやっても文化が変わらない、というのと、②私自身単純にABD素人で誰がやっても同じ)
じゃんけんで決めることを提案し、見事私は勝利。スクラムマスターのうちの2人がオーガナイザーを担当する流れとなりました。

写真はイメージです

ABDを実施する当日まで

当日まで、ほとんど私は口出していませんが、都度相談してくれました。
どうやったら良いか、notionに書くので良いか、どのパートを誰に担当してもらうのが良いかなど、一生懸命に考えてもらっていて、とても心強かったです。
なんやかんや、仕事の都合などもあり、実施を決めてから3週間後に実施することになりました。

経験者ゼロでABDをやってみたぞ!

ABDのスケジュール

流れはこんな感じ。ダイアログが長くて、予定では2時間半程度のつもりが3時間半くらい使ってしまいました。

  • 20分:オリエン〜裁断

  • 55分:コ・サマライズ +休憩5分

  • 45分:リレー・プレゼン +休憩5分

  • 80分:ダイアログ

みんな早く読むことも要約も慣れていなかったので、サマライズのところは延長、延長で結局55分になりました。一人当たりのパートは30ページ程度だったので、そこそこ余裕を持って読んでいたんじゃないかと思います。
裁断が意外と時間がかかった印象でした。次回工夫したい。

ABDをやってみた感想〜リレープレゼン〜

私としてはゾンビスクラムサバイバルガイドはよく読んでいたので、読むのは2回目でした。リレープレゼンを聞いた感想では、非常によくポイントがまとめられていると感じた。結構しっかり読み込んでいた私の記憶とそんなに大きく変わらないので、実はABDで一冊読んで十分なんじゃないか?とすら感じました。また、メンバーが仕事の状況に当てはめて話をしてくれるところも印象的で、それぞれのメンバーの気になっているポイントを知ることもできる、良い体験だった。
リレープレゼン中は、みんなでSlackのスレッド内で思ったことをつぶやくようにしていました。話している裏でスレッドに色々書き込んでワイワイしているのは楽しいですね。

みんなで順番に。

ABDをやってみた感想〜ダイアログ〜

ダイアログは本当に楽しかった。議論の始める瞬間の知識レベルが合わせられている(もちろん、人によって深い浅いはあると思うが)ことで、議論が程よく活発に発生する。実は、各パートの対話する時間を決めていたのだが、圧倒的に時間が足りなくなるくらいに、議論が盛り上がった。
やはり盛り上がりポイントだと、社内の状況と理想的な健全スクラムとのギャップがあるポイントなどはとても盛り上がっていました。

よっしゃみんなで健全なスクラムでいようぜ!的なノリにはならなかった


メンバーからの声↓

  • 今までモヤモヤしていた感情が言語化されて、やっぱり取り組んでいかないといけないと思った

  • 組織を変えていこうという気持ちになっている

熱くなりすぎないように、このメンバーには以前出した記事を共有しておきました。

まとめ!

ABDのオーガナイザーをやってくれた二人には本当に感謝!ありがとう!

なんせ、私は何もせずに新しいチャレンジに取り組めたんだから!

ABDは、本を一冊読めるというだけでなく、同じコンテキストで会話できるメンバーとダイアログによる対話を行う体験により、より深い学びを得られると思います。
まだまだ効率的に実施できているか不明ですが、新しい読書会の形として社内に普及させていきたいです。



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