ポジティブがチームへ与える悪影響
こんにちは、おーのAです。
ポジティブな考え方が組織やチームに与える影響について考えてみました。
前提:ボジティブな雰囲気は悪いわけではない
ポジティブというと一般的には前に進んでいくためにとても有効な考え方であることだけは書いておきます。ポジティブな雰囲気はチームにおいても大事な要素です。あえてネガティブな考え方をポジティブに変換するリフレーミングという手法があるほどです。
語る必要がないくらいポジティブは大事な考え方です。
という前提の上でここから表題について話していきます。
ポジティブがチームへ与える悪影響
ネガティブな要素の重要性
そもそもネガティブな考え方は不安な感情から生まれるものであり、不安やモヤモヤはこれから進んでいく道にあるリスクに気づく可能性を秘めています。
チームという観点で言うと、チームの方向性と自分の感情の差分がネガティブな感情として現れる可能性があり、そのネガティブな要素もチームの可能性を引き出すことに貢献してくれます。
チームがより創造的であるために、ネガティブは重要な役割を果たしてくれるものです。
チームにおいてネガティブは抑圧され、言語化されにくくなる
チームによるものではありますが、ポジティブ優位であったり、ネガティブ優位であったり、チーム依存でありますが、どちらかが優位になります。
個人でもポジティブが優位な人もいれば、ネガティブな人がいることと同様です。
チームにおいては、ネガティブな感情が優位になる場合もありますが、圧倒的にポジティブが優位に立つ場合が多いです。なぜならチームは基本的に前進する必要があるからです。
個人的な体感ですが、ポジティブ3割:ネガティブ7割くらいが均衡を保つところで、ポジティブは4割もあれば優位に立つと思います。
ポジティブが優位なチームになればなるほど、ネガティブな感情は抑圧されます。ポジティブ優位な状態がチームに蔓延すれば、ネガティブな感情は表出しづらくなります。逆もまたしかりではあるものの、ポジティブは前に進むために必要なパワーなので、劣勢であってもチームの意見として表出しやすいです。
ポジティブなエネルギーが蔓延しすぎるとネガティブな感情が抑圧されてしまう状況に陥り、チームの創造性は低下する危険性があります。
上司がポジティブだと部下のネガティブはさらに抑圧される
元々ポジティブなエネルギーはネガティブなエネルギーを抑圧される上に、上下関係という地位と権力がある状況の中ではさらに抑圧されます。
上司がポジティブであると上司部下の関係の中では、ほとんどネガティブは表出化しづらくなります。
上司は自身がポジティブであることを理解し、その危険性を把握しておかないと、部下からネガティブな意見を言ってもらえない上司になってしまいます。
まとめ:ネガティブを受け入れる関係性を構築しよう
結局のところ、ネガティブな感情を皆が受け止めて、新たな可能性を切り開くこと、そしてそういった関係性を常に構築していくことが大事です。
特に、上司部下の関係の中では、上司は部下の「否定的な意見」や「もやもや」に耳を傾けたり、それに対して真摯に対応することが大切です。
参考
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