見出し画像

「医師はお金のために働いているんじゃない」の真実。働き方改革時代を生き抜く医師が絶対に身につけるべき「お金にまつわる5つの力」とは。

働き方改革の違和感 

 いわゆる2024年問題。医師の時間外労働規制が、病院への罰則規定をもって施行される時が刻々と近づいています。当直業務を行う医師にとって、時間外労働を年間960時間以内(毎月80時間)におさめるA水準は現実的に難しく、とりあえずB水準や連携B水準でいこう、ということになる可能性は高いです。それでも連続勤務時間の規制はあるので、全体的な時間外労働は確実にこれまでよりも減ります。
 「働き方改革」と言われると、私は何か騙されているような、どこかがおかしいという違和感をずっと持っていました。確かに医師の時間外勤務が減って、自分のため、家族のために使える時間が増えるのは良いことだと思います。健康的に働き続けられるし、早く家に帰って家庭運営に協力すれば、もしかしたらもっと子供を産めるようになるかもしれません。しかし時間外労働が減るということは、すなわち、時間外手当が減るということを意味しています。結果として医師の手取り収入は必ず減ります。毎月150時間を超える時間外労働をして、ほとんど家にも帰れないという生活をする時代ではないですよ、適正なワークライフバランスを保って自分も家族も幸せな人生を送りましょう。というと聞こえはいいのですが、手取り収入が半減するという大問題に対して、厚生労働省も病院の管理者も何の対策も示してくれてはいません。現場の医師にしても、どうやって時間外勤務を減らそうか、ということはさんざん話し合われるのに、収入が減る、という問題については誰も触れようとはしないのです。これこそが、私が感じていた違和感の正体です。
 医師向けの会員制情報サイトであるm3.comが、801人の勤務医を対象としたアンケートでは、働き方改革の年収への影響について、大学病院勤務の医師のうち53.5%が、「収入が減少する見通しである」と回答しているそうです。「年収が半減する」「暮らしていけない」「辞職するしかない」などと回答している医師もいます。このアンケートでは「収入減は見込まれていない」と回答した医師も33.7%いたとのことですが、おそらくこの回答をした医師の大部分は、自分の今の時間外勤務がどれくらいなのかそもそも把握していないし、時間外勤務規制が入った場合にどれくらいの時間外手当になるのかも考えていない、ということだと思います。
 「時間外勤務をすればするほど時間外手当がもらえるっていうシステムになっている以上、いくら時間外勤務を減らすのに協力してほしいといっても、絶対に時間外は減らないですよ。」働き方改革ワーキンググループのミーティングで私は言いました。「でも、確実に来月から、全医師の時間外勤務を月60時間以内に収める方法が一つだけあります。時間外手当を60時間までは今の倍出してください。そして60時間を超えた時間外に関しては半分の手当にしてください。60時間の時間外でも今の収入を維持できて、それ以上働いても収入はさほど変わらないのであれば、誰も60時間以上は働かなくなります。」医療部長、副院長は私の発言にだいぶ困った顔をされました。「直海先生それはもっともなんだけどね、、、そうもいかないんだよ。」しかも、月60時間を超えた場合、時間外手当の単価は60時間以内の単価の約1.2倍になります。これは労働基準法第三十七条で定められているためです。だからそもそも60時間までの時間外手当は倍に、60時間を超えたら半分に、などできるわけはないのです。とすれば年俸制にするしかないのですが、医師の年俸をどうやって決定するかは難しいし、当直をしてもしなくても給料が変わらないとなったら、誰も週末の当直をしたがらないので、医療サービスの質確保の点で問題になることでしょう。私がここまで話すと、外科医のK先生は穏やかにおっしゃいました「60時間を超えると時間外手当の単価が上がるなんて、考えたこともありませんでした。お金のために働いているわけではないと考える医師も多いので、手当が保障されたからといって、時間外が減るということはないかもしれません。現に僕は時間外勤務の申請をせずに時間外に働いていることも多くて、あまりお金のことは気にしていません。」私はK先生ほど穏やかな外科医を見たことがありません。しかしこの「医師はお金のために働いているわけじゃない」という一見きれいな言葉には、絶対に見逃せない大きな問題点が潜んでいます。
 穏やかなK先生とは反対に、この時の私は「働き方改革」に対して一種の憤りさえ覚えていました。そもそもどのような働き方をしたいのかは、医師個人の考え方や、家庭状況によります。子供がいない単身世帯の医師で、賃貸住まいなどの場合は、そんなに給料をもらっても使いきれずに余るだけなので、ゆっくりできる自分の時間がほしいと思うかもしれません。しかし妻が専業主婦で、小学生、中学生、高校生、大学生の子供がいて、みんな私立の学校に通っている。高校生は医学部受験を目指していて、予備校代がさらにかかり、大学生は海外留学をしている。家のローンの支払いが毎月20万円あるなんて場合は、収入がいくらあっても足りません。おそらく男性医師の90%以上はどちらかというと後者に近い状態にあります。しかも現在40代、50代の医師は、研修医の頃から1日おきの当直をこなしてきており、月120時間くらいの時間外労働は当たり前なので、休みたいとも思わない、別に時間ができてもすることがないので、毎週末当直してお金を稼ぎたい、と考える人もいます。個々人の状況を無視して、一律に収入が半減する働き方改革を罰則を持って強制するというのはあまりにも横暴です。みんなそれぞれ収入に応じた人生設計をしています。毎月120時間の時間外労働をしていた医師は、120時間分の時間外手当を消費する生活をしています。それは妻の職業だったり、子供の数だったり、住宅や車の値段だったりします。突然働きすぎはよくないから働き方改革をしましょうね、時間外を半分に減らして、時間外手当も半分以下になりますが、その収入でよろしくお願いします。と言われても、そうですか、じゃあと言って妻を女医さんに取り替えたり、子供を一人養育しないことにしたり、家を売って賃貸に引っ越したり、なんて現実的に考えて無理です。だから厚生労働省は、時間外勤務を減らせというなら、少ない時間外でもそれぞれが必要とする収入を維持できるようなシステムを作る責任がある!と思っていたのです。

医師家庭は裕福か? 

 わめこうが、騒ごうが、結局厚生労働省は私の「働き方改革に対する違和感」を解決する答えはくれません。働き方改革は強制執行され、時間外労働が減って時間外手当が減る未来は確実にやってきます。それどころか、多くの医師家庭に当てはまる年収1200万円以上の世帯では、児童手当が廃止されたように社会福祉費はどんどんカットされ、収入上限が導入されることにより税制上の控除も受けられないものが増えて、家計の収支悪化はとどまるところを知りません。
 さて、医師家庭の世帯収入はどれくらいなのでしょうか。時間外手当が半分以下になったとして、税金をもっと取られるようになったとして、生活に与える影響はどうなるでしょうか。先ほども登場したm3.comのアンケート調査によると、医師の86.3%が年収1000万円以上と回答しており、診療所勤務の医師では40%が年収2000万円以上と回答しています。沖縄県を例にすると、もっとも年収が高い那覇市でも、平均世帯年収は417万円。分布を見ると半数以上の世帯では300万円未満です。年収1500万円以上の世帯は1.3%しかありません。一方20代の既婚男性医師では40%以上で女性医師と結婚しており、夫婦ともに医師の場合世帯年収は3000万円から5000万円もザラということになります。医師家庭では、一般家庭に比べて3倍から10倍の年収があることになり、時間外手当が減るくらい、何の影響もないかのように見えます。それだけ収入があるのであれば、さぞかし貯金しているだろうと思われるかもしれませんが、医師家庭の平均貯蓄額は2351万円。総務省発表(2020年)の日本の1世帯あたりの平均貯蓄額は1791万円であり、その差はわずか600万円です。実感として、医師の皆さんはお金のことを何も気にせず裕福な暮らしをしているのかというとそんなこともないように思います。時間外手当が減ることで、「生活していけない」「今の職場を辞めるしかない」という医師が少なくないのも確かなのです。この理由の一つは、年収が多くなればなるほど所得税を納めなければいけないこと。年収900万円以上では33%、1800万円以上では40%の所得税を納付する必要があります。だから年収1800万円といっても、手取り収入はそんなに多くはならないのです。にもかかわらず、上位1.3%の裕福層にいるという感覚だけはあるため、一般家庭よりも明らかに支出が多くなります。その結果重い責任を負って長時間労働をしているのに、一向に生活は楽にならない。という状況を脱却できません。だから社会福祉や税控除がなくなったり、時間外手当が減ることは医師家庭にとって死活問題になってしまうのです。

これからの医師に必須な「お金にまつわる5つの力」

「Fire」という単語を聞いて「火?クビにする?」という意味しか出てこなかったあなたは、絶対にこのパートを読んでください。今から3日後のあなたは「Fireね、知ってる知ってる」とニヤニヤしながら、一生お金に困らない新しい人生を歩み始めていることをお約束します。
 事実としてこれからの時代を生きる医師は、これまでのようにお金のことを気にしなくていいほどの収入を維持し続けることはできません。だからその状況の中で、どうやって自分と家族の生活を守るのか、はそれぞれが考えて自分で答えを見つけていかないといけない問題なのです。時間外手当が減ることに文句を言って、厚生労働省や病院に収入を保障することを求めたってどうしようもありません。給与収入だけに頼り、収入の分だけ支出しながら生活するという、これまでの生活スタイルそのものを変える必要があるというのが私がたどり着いた結論です。そのためには各自が「お金にまつわる5つの力」を身につけることが必須となります。5つの力とはすなわち「稼ぐ力、貯める力、守る力、増やす力、使う力」の5つです。私はこのことを「両学長 リベラルアーツ大学」というYou tube チャンネルから学びました。今も学び続けています。両学長の書籍「お金の大学」は100万部を超えるベストセラーとなっており、絶対に買うべき本です。時間がない医師の皆さんは本を買って満足する可能性も高いので(私自身読もうと思って買ったはいいが、読んでない本がたくさんあります)、Youtubeは最高の学習ツールです。数年前の私は「YouTubeなんて子供や暇な人が暇つぶしに見るものでしょ。私にはそんな暇ないし。教育系YouTubeといっても、本を読むのに比べたら情報の信頼性に欠けるよね」と思っていたのですが、今ではすっかりプレミアム会員になっています。気になる動画をぽちぽちとオフライン保存しておけば、高速道路で山間にさしかかった時も、地下鉄に乗っている間も、広告なしで集中して動画を見られるのでオススメです。立派な分厚い本を買って枕にするくらいなら、Youtubeの本要約チャンネルを10分見る方が100倍価値があります。私が両学長のチャンネルを推す理由は①超初心者向けにわかりやすく解説している。②超具体的で実践的なdoとdon'tが明快であり、その通り実行していけばいいだけ。③1回10分から20分くらいで見られるので、通勤の隙間時間に最適④お金に関するあらゆる知識が得られる。⑤より幸せに生きるための人生論も学べる。
 このチャンネルをいくつかみる、もしくは「お金の大学」を要約した中田敦彦のYouTube大学を見ると「Fire」は忘れたくても忘れられない言葉になってしまいます。資産形成にはゴールがあることを知り、そのゴールに向かった道をあなたも歩き始めていることでしょう。何で今まで誰も教えてくれなかったんだ!と言いながら。
 実は私は去年13年間住んでいたアパートを退去したのですが、退去時に10万円ほどの費用をクリーニング代として請求されました。両学長の賃貸契約に関する動画を10分見て「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」というものを国土交通省が出していることを知り、それを持って不動産屋さんと交渉をしたら、なんと10万円がタダになりました。これによれば、エアコンの内部洗浄やハウスクリーニングは、原状回復義務ではなく、オーナーが次の入居者を確保するために行うものなので、退去した人が負担する必要はないと書いてあるのです。壁紙に関しても、6年でクロスの残存価値が0になるため、張り替えの必要があったとしても住んでいた人が負担する分は0%になるそうです。これは1例ですが、医師という職業をしていると、ついついこういった知識が乏しく、「よくわからないから言われるがままにお金を払っておこう」となってしまう人は多いのではないでしょうか。
 両学長 リベラルアーツ大学は、たくさんの動画をあげているので、どれから見たらいいかわからない。とりあえず一つだけ見てみるか、という方には下記リンクの動画を絶対におすすめします。

 これはお金にまつわる5つの力のうち「貯める力」の解説となっています。これだけでもいいので、絶対に見た方がいいです。なぜなら圧倒的にこの「貯める」力が弱すぎる医師が多いからです。これが、一般家庭は世帯年収の3倍もの貯金ができるのに比べて、医師家庭では年収の半分くらいの貯金しかできない理由です。3匹の金食い虫は「見栄、安心、最新」です。いくら稼いでもここにお金を吸い取られていくから、いつまでたってもお金の心配をしながら生きていくことになるし、一般家庭の数倍の収入があるにもかかわらず、時間外手当の減収が死活問題になってしまうのです。「僕には関係ないよー。無駄遣いの浪費は一切してないからね」と言うあなたも思い返してみてください。「〇〇先生のような特別な方にこそお持ちいただきたい時計です。」「ドクターにふさわしいお車です。」「この保険に入っておけば万が一のことがあっても安心ですから。」と言われて「うん、それも一理あるな。あんまり必要ない気もするけど、せっかく勧めてくれてるから、断りにくいし、これくらいいいか」と思ってお金を払ってしまった経験が絶対にあるはずです。3匹の中で「見栄」は我々ドクターにとって一番手強い金食い虫です。もし、あなたが「プラチナ」「プレミアム」「スイート」「ハイクラス」と言う言葉に少しでも心がときめいたなら、要注意のサインです。「貯める力」をつけてくると「確かにいいものなんだろうけど…自分には必要ないかな」とキッパリ退けることができるようになります。「〇〇さんにこそお持ちいただきたい〜です。」というような「人を動かすヤバイ話し方」は、自分が仕事で成功して幸せな人生を送るために使うべきテクニックの一つです。例えばスメアを研修医にお願いしたいなら「ちょうどよかった!〇〇先生、グラム染色の神って聞いたよ!これすごく大切な尿のスメアだからさ、どうしても先生に染めてほしいんだよね。えっお願いできるの?よかったぁ〜。」とか、ナースに対して「〇〇さんが日勤で助かったよー。312号室の金城さんにCV入れたいんだけどさ、〇〇さんが介助してくれるとやりやすくて安心なんだよねー。今イケそう?」みたいな感じです。自分がこのテクニックにハマってお金を払わされている場合ではありません。
 私自身も20代の頃には「このご年収の方であれば、プラチナカードをお持ちいただくのがふさわしいですよ。特別なお客様だけにご案内させていただいています。」と言われて年会費が数万円もするクレジットカードを契約したり、エステサロンで「直海様にこそ使っていただきたい特別なクリームです」と言われて1つ4万円の保湿クリームを買ったりしていました。完全に貯める力がゼロです。そして貯金もゼロのまま30代に突入しました。

「医師はお金のために働いているんじゃない」の最大の問題点

 もちろん医師たるもの、働く最大の目的は給与所得ではなく、患者さんの笑顔であることは事実です。お金を払ってくれない患者さんだからといって治療しないことはないし、より儲かる治療法を勧めることも普通の医師ならあり得ません。しかしこのセリフを言う人の心理は一体何でしょうか。ドクターなんだから、お金のことをケチケチするのはみっともない。めんどくさいことを言わずに、ぱっぱと払う方が楽だしかっこいい(見栄!)。節税とか、投資とか、そんなことに使う時間があったら真面目に仕事をするべき(でも医局で投資の話をしている他のドクターの会話に耳がダンボになっている)。お金のことを考えて生きている人は卑しい。ケチケチするのはみっともない。そういう「貧乏マインド」が、この言葉に隠れていることが最大の問題です。しかも本人は無意識なので、脳が貧乏マインドに浸っていることに気づきません。働き方改革において、収入が減少する問題を誰も指摘しようとしないのも、「お金のことを話すのはなんとなく恥ずかしい」という貧乏マインドの現れです。本当にお金のことを考えないで生きるようになるためには、お金に関する知識をしっかりつけて、たとえ給与収入が減ったとしても、一生お金に困らずに暮らせる資産を築く以外の方法がありません。お金のことを考えたくないと思っている人は、結果的に一生お金の不安を抱えながら生きることになるのです。50歳になって当直ができなくなったら家のローン払えないぞ(恐怖)。息子の医学部の学費を払うと老後資金がなくなるから、何としても国立に入ってほしい!みたいな感じです。
 私は医師になって8年間、給与明細を見たことがありませんでした。毎月医局のメールボックスに届いているらしいことは知っていましたが、忙しくて見る暇がないし、どうせ見てもわからないし、封筒を開けるのすらめんどくさいので、メールボックスがパンパンになったらまとめて廃棄していました。家計管理を家族に任せていたというのもありますが、給料日がいつなのかも知らないし、貯金額もわかりませんでした。そして「お金のことを考えなくて済むから医者になったようなもんだ。」と豪語し、時間外手当の申請もめんどくさいのでやったりやらなかったりで、ひたすら診療に明け暮れました。お金のことを気にしていないことがかっこいいことだと信じていました。初めての確定申告の時は、締め切り前日になって先輩に泣きつき、医局で申告書の作成を手伝ってもらった記憶があります。だから前出の外科医K先生の言葉はとてもよくわかります。そんな私に最初にお金のことを考えるきっかけをくれたのは同僚のM先生です。「えっ!先生ふるさと納税やってないの?!ダメだよやらないと!納税者の権利なんだからさ。ってか先生所得税いくら払っているのか知っている?」所得税どころか、給与がいくらなのかも知らないとは言えずにモゴモゴ。当時の私は完全に貧乏マインドに浸り切っており、お金のことを考えて働く医師は卑しくてみっともないと無意識に思い込んでいましたが、その時税金やお金の知識があるM先生を見て純粋に「かっこいいな。大人だな。」としか思いませんでした。あなたが思っているほど、お金の話をすることは周りから見て恥ずかしいことでも、カッコ悪いことでもないのです。それからたくさん失敗もしましたが、両学長のYoutubeを見て日々お金の勉強をコツコツ続けて、お金のことを教えてくれる仲間にも恵まれ、今ではiDecoもNisaも満額やっています。
 当時ふるさと納税を始めた私を見て父に言われたことは「社会のために納めている税金を節税しようなんて考え自体が良くないんじゃないの。沖縄県だって貧しい県なんだから、沖縄県に納める税金を、返礼品が貰えるからって他県に払うのは、沖縄県民としてどうかと思うよ」「・・・」清く正しく立派な父を私はとても尊敬しています。しかしお金に関して言えば、こういう考えこそが、日本人の多くの人が陥っている「貧乏マインド」に他なりません。おそらく日本では何世紀かに渡り、家庭でも学校でも「貧乏マインド」が教えられ、刷り込まれており、正しいお金の教育を誰も受けていません。あなたがお金の勉強をすることの重要性に気づき、お金の知識をつけていって、本当の意味でお金のことを考えないでいい自由な人生を歩き始めると、あなたのやっていることに対して否定的な言葉を言ってくる「貧乏マインド」の人が現れるかもしれません。しかし誰に何を言われても、信念を持って淡々とやるべきことをやり、やるべきでないことを避ければ、必ず成功への道がひらけるはずです。社会に価値を提供することでガッツリ稼ぎながら(稼ぐ力)税金もたくさん払い、節税も含めて支出をコントロールして貯蓄に回し(貯める力)、詐欺や浪費から資産を守り(守る力)、自分の資産を増やしながら(増やす力)自分や周りの人、また社会のためにお金を使って(使う力)幸せに生きる。この一つ一つのプロセスには、それぞれ多くの知識が必要になることは事実です。しかし知識よりも大切なことは、まずお金を大切なものだと認識し、お金について考えたり話したりすることを楽しいと感じ、お金をたくさん稼ぐことは、それだけたくさんの価値を社会に提供しているという誇るべきことなんだという「金持ちマインド」にマインドチェンジをすることです。もし医局で投資の話をしている同僚や後輩の先生がいたら、聞こえないフリをするのはやめて、「先生、僕にもその話ぜひ教えてもらえないかな。」と積極的に会話に加わってみてください。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?