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今こそ「アンナチュラル」と「3年A組」を見直したほうがいいかもしれない

今、在宅応援ということで、HuluもParaviも一部番組を無料開放している。
また無料で動画を楽しめるTVerでも、過去の作品を期間限定で配信しているという状況です。

アカウントを取らなくても、無料で視聴できるものがあるという、大変ありがたい状況です。

テレビもつまらなくて、見たい番組が少なく、ニュースも各局、各番組ごとに足並みが揃っているところを見ると、一視聴者としてうんざりしてきます。

そんな今こそ、「アンナチュラル」と「3年A組」をご存じない方は、ご覧になっていただきたい。
ご覧になった方は、改めて見直していただきたい。

そう思ったので、一記事書いてみることにしました。

アンナチュラル とは

主人公・ミコトの職業は、死因究明のスペシャリストである解剖医。
彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある。偽装殺人・医療ミス・未知の症例…。しかし日本においては、不自然死のほとんどは解剖されることなく荼毘に付されている。その現実に、彼女は個性豊かなメンバーと共に立ち向かうことになる。
このドラマは、新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描きながら、毎回さまざまな「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結型の法医学ミステリーである。

主人公ミコトは石原さとみさんが演じられ、主題歌の米津玄師さん「Lemon」も大ヒットし、印象に残っている方も多いのではないかと思います。

このアンナチュラルの第一話の内容が、今の日本の風景を表しているようだと、ネット上でも一時話題になりました。

アンナチュラル第一話で描かれたのは、「名前のない毒(ウイルス)」が結果的に院内感染によるもので、その事実を隠蔽しようとした「人の悪意(名前のない毒)」。
煽るようにマスコミもSNSも大騒ぎする「人の悪意」の光景は、まさに今の日本で起こっていることです。

このドラマの担当プロデューサーさんのツイートなんですが、この話は脚本家さんも含めてかなり取材を重ねて、膨大な取材の中から、言葉を練られたものだったようです。

アンナチュラルが放送されたのは【2018年】。
そして昨年末、再放送をされたというタイミング。

今思えば、年明けからの今の日本の状況を予言していたのではないか?という感想も見受けられました。

自分はこの在宅応援のタイミングで初めてみたんですが、「デジャヴか?」と感じましたね。

一度見た人は、改めて見てみて、今の現状と比較するもよし、な内容だと思います。


3年A組 ー今から皆さんは、人質ですー とは

卒業まで残り10日。
生徒たちに高校生活は平穏に幕を閉じる‥‥‥はずだった。
だが、教師はその日、
生徒29人を集めて、突然こう告げた。
「今から皆さんは‥‥‥僕の人質です」

この瞬間から教師と29人の人質生徒による、『最後の授業』が始まった―――。
最後の授業……、それは数ヶ月前に自ら命を落とした『ある一人の生徒の死の真相』について。
29人の生徒は一人の教師に人質に取られ、自ら蓋をし、目を背けていたその『真実』と向き合うことに。
なぜ、生徒は突然命を落としてしまったのか。
なぜ、教師は「人質」というセンセーショナルな方法を取って最後の授業を行うのか……。

謎と事件が連鎖的に絡み合う、一人の教師の『最後の授業』!
たった10日間という日々を描き、死ぬ気で生きる人々を紡ぐ超限定的連続ドラマ。

菅田将暉さんの、まさしく命を削った演技が印象的でした。
自分はリアルタイムでみていましたが、後に録画しなかったことを後悔するくらい、何度も見直したくなる濃さのドラマだったと思います。

ネタバレになる部分もあるので、全部を語ることは難しいのですが。。。

このドラマで中心となるSNS「Mind Voice」。
そのユーザーに向けて、柊先生が語る内容は、ネット民の皆さんにみていただきたい。

自粛ムードの中で、イベントを決行した主催者に向けての罵詈雑言。
ネットに限らず、マスコミも含めて、まるで世間はこうあるべき、という方向に持っていく論調。
独自の大義名分、正義感を振りかざして、相手を糾弾しようとする姿勢。
日本独特の同調圧力文化に対して、問題定義をしているドラマだと思います。

またマスコミの取材を受けた人が意図した方向には報じず、面白おかしく報道する。

我々視聴者は、その誇張した部分を真に受けないようにして、何が真の情報であるか、見極める力を持つ必要がある。

そう感じたドラマでした。

SNSを使う一ユーザーとしては、柊先生の想いを思い出すため。
人に優しくなろうという気持ちを思い直すため、無料視聴期間に何度か見直したいと考えています。

もう少し懐具合が良くなったら、ドラマのboxを購入しようと考えています。


ドラマを見直すときのポイント

同じドラマを何度も見直すことが面白いのか?と言われると、人それぞれです。
個人的には面白いドラマ、印象に残っているドラマは何度も見たくなります。

そのポイントとしては、ドラマの中に伏線をいくつか散りばめていることがある。

話のメインキャラクター以外で、後ろに映っている人物の表情や、アイテムの映り込みなど。

その中に伏線が貼られていることがありますので、ストーリーをある程度インプットできたら、次はその伏線探しのために見る。

今度はその伏線の答え合わせをするために見る。

少なくともこれで3回は楽しむことができると思っています。

ドラマでもいろんな面で分析し始めると、違った面白さが出てくると思います。

主人公視点で見てみる。
次は準主役の目線でストーリーを追ってみる。

それだけでも楽しめるかと思います。

こんな見方をすることにハマったきっかけの作品がこれ↓

踊る大捜査線シリーズは、いろんな視点で見ることができる作品の一つです。(少し話がズレましたが。。。)

時間がある人、ない人それぞれだとは思いますし、基本的には好きなことに時間を費やして欲しいのですが、誰か1人でもいい。
伝わって欲しいな、と思った次第です。


ご精読いただき、ありがとうございました。


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