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若者会議1〜5回を振り返って

2020年11月から5回にわたって実施した若者会議。その変遷をここでまとめておきたいと思います。

多様なメンバー

今までに自営業・フリーランス、経営者、漁師、市職員の方々が延べ40名が参加してくださいました。
各人の興味分野も教育、医療健康、SDGs、子育て、ビジネス、一次産業など多岐にわたりつつ、未来に向けての問題意識が感じられます。
人数が多いためテーマ設定はいつも難しいなあと思っています。

若者会議のスタイルが見えてきた?

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 方針は2つ。


①「テーマ設定」
若者と言ってもみなさんそれぞれ様々な問題意識があるのでみんなで議論するテーマは毎回悩みました。広く話したら、次は深く。そうしたら次は広いテーマで。ということを意識しました。
②「話すことに意味を持たせるサイクル」
話して、問題意識を共有する。というのも大変重要ですが、若手現役世代のみなさんも忙しい中来てくれます。何かしらの成果、着地点を。ということを常に意識しています。(一方で小さくまとめたくない。とも思いつつ)

この2つの方針を大事に、参加者のみなさんの声を聞いてバランスをとりながら逆算式というより、積み上げ式で場のデザインをしてきました。

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 <まずやってみた第1回>

だいぶ、硬い雰囲気での実施でした笑。今思うと、議員がつくる場づくり。を意識しすぎたかもしれません。
◆Good!
 →場としては素晴らしい。
◆改善点
 →ふんわり話してもしょうがないので具体的に話をしよう!
ということになりました。


 <ペースアップを決意した第2回>

特にコミットメントの高かった参加者のお二人から自分の仕事、暮らしに関することでの問題提供をいただいて、それについてみんなで話し合いました。
◆Good!
 →深く話せた。
◆改善点
 →みんなの問題意識は多岐にわたる。半年に一回じゃ追いつかない!ということでペースアップを決断



 <良い雰囲気の第3回>

前回深く話したので、広くヒアリング。第3回から場所をコミュニティホールからトナリノさんのコワーキングスペースへ。
託児スペースもあり、土曜の午後にお子さんのいる家庭が来やすいようにしました。雰囲気もフレンドリーになってきました。

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◆Good!
 →フレンドリーな雰囲気で、広く感じてることを聞けた
◆改善点
 →なんでもいいので感じてることを教えてください。に対して「何を話せばいいかわからない」という声もあった。

 <ビジョン語りに挑戦した第4回>

日常生活の中で「地域の在るべき姿」について話したり、聞く機会はどうしても少ない。「『いや〜そんな難しいことわからないな』っていう感じで盛り上がらないのでは・・・」と思っていた。なので、日頃の困りごとについて広くor深く聞いていた。が、せっかくいい雰囲気になってきたし、多少難しくても、みんなで挑戦できるのでは。と思えるようになってきた。

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ビジョンを語り合うことを練習しよう!

◆Good!
 →「話せてよかった!」「この場だから話せた&聞けた」という声。僕自身も手応えを感じた。
◆改善点(次へのステップ)
 →発散形式の対話で、どのように収束の形をとるか。(まだ、発散を重視してもいいのでは。という意見も含む)

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テーブル移動して、ホワイトボードをみんなで囲んだ時は、”チーム”を感じました。

 <ビジョンについてより深く語る第5回>

前回のワークを踏まえ、テーマを選定。過去最多の17人での実施で3グループに分けてそれぞれ深めました。

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「地域の在り方」「教育の在り方」について対話しましょう。と”ぶん投げられた”のも過去の対話とムードの蓄積があったから。

◆Good
 →「若者のみなさんとまちづくりを考える土壌を共に育む」という目的への手応えを感じる。平均満足度も過去最高。
 →ようやくFBグループも動かし始める笑
◆改善点(次へのステップ)
 →どのように収束させるか。
 →「若者会議」というグループを今後どのようにみんなが活用していくか。

現時点での所感

1年半、5回の場づくりを一緒に作ってきてくださった若者の皆さん、とうほく未来創生のメンバーに感謝です。
もちろん設計はしているのですが、設計しすぎず、若者のぼくたちでこの場を活用してきたい。どんどんアイデア、意見を一緒に積み上げてきたいです。FBグループでは、傍聴行ってみようぜ!と呼びかけてくれるメンバーも現れました。

陸前高田若者会議の目的
若者会議とは陸前高田の”若者”のみなさんと
まちづくりを共に考える場を「とうほく未来創生」として提供し共に考えることでまちづくり(政治、ビジネス、地域活動)の土壌を共に育む

ぜひ、若者から、この街、日本の未来を創っていけるよう、今後も一緒に頑張りましょう。感謝と期待を込めて。

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満を辞して第5回目を取材していただきました。

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