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最強の処世術

地方在住の元ソフトウェアエンジニアのAKIRAと申します。サラリーマン人生25年の集大成として「最強の処世術」を共有したいと思います。

さて、そもそも処世術とは何でしょうか。

処世術とは生きてゆく方法や巧みな世渡りの方法のことを言います。 ビジネスマンは仕事ができることは当然ですが、時には世渡りの上手さを求められることもあります。

どのように生きていくかという事のようですが、上手に生きるとはどういう事でしょうか。

上手に生きるとは

よく「やりたい事をやった方が成功する」と言う人も居れば、「できる事をやった方が成功する」という意見対立がありますが、このとき何をもって「成功」とするのかによって結論は変わるのではないかと思います。

人生における成功とは何でしょうか。人それぞれに成功の定義は違うと思いますが、ありていに言ってしまえば幸せであれば成功なのかなと思います。しかしながら幸せを感じる瞬間というのは人それぞれ違います。

上手に生きている人は、ささいな事から幸せを感じている人なのではないかと思いますので、幸せを感じられる生き方という所にヒントがありそうです。

逆にどんなに恵まれていても、幸せを感じられない人というのも居ると思いますが、そういった人は上手に生きているといえるでしょうか。

もちろん境遇によっては不幸のどん底という事もあると思いますが、ここでは仮に自分の努力でできる範囲の事で幸せを感じる感度がどれほど処世術に大切かの話をしたいと思います。

幸せを感じる感度を上げる

まったく処世術に関係無さそうですが、世の中をうまく渡っていく根源的な能力として「幸せ感度」は重要だと考えています。

「幸せ感度」とはそのままで、幸せを感じる感度の事ですが、好きな事をしたり見たり聞いたりすると幸せを感じる人が居ると思いますが、そういった感度の事です。昨今、推し活ブームは推しが居る事で幸せ感度が上がっているので良い事ではないかと思います。

別に推しは芸能人やアイドルじゃなくても、家族や友人やペットだってかまわないのですから、好きなものを全力で推したらいいのではないかと思います。

不幸を感じる感度を下げる

さらに同時に「不幸鈍感度」も持ち合わせる事が大切です。長い人生、不幸のどん底に落ちたような気持ちになる事もありますが、多くの出来事は考え方や見方によって「幸せ」にも「不幸」にもなりえます。

仮に誰かから裏切られたと感じたとしても、その人とはもしかすると早く縁を切った方が良かったのかもしれません。その出来事は、「良い事」か「悪い事」かは別として、「不幸」を感じる必要性があるのかは、あなたが決められる事です。

なぜならば、そう感じているのはあなたなのですから、仮に人があなたの事を「不幸」だと決めつけてきたとしても、あなたが「不幸」だと感じるかどうかは自由なのです。人に決めつけられる筋合いは無いと考えて良いのではないでしょうか。

ビジネスシーンにおいて

さて、まずこの「幸せの感度を上げる」「不幸の感度を下げる」ことが処世術としてビジネスにどのように影響するのでしょうか。

例えば、誰もが避ける面倒な仕事を割り当てられたとします。「不幸」にみえるかもしれませんが、そこは鈍感力があれば、落ち込まずに前向きにできるかもしれません。

それを見た上司は、あなたを褒めてくれるかもしれませんし、同僚は助かったと感じるかもしれません。幸せの感度が高ければ、あなたは会社に貢献できたのですから幸せを感じる事ができるかもしれません。

仕事というのは、万事がこういったものです。「受け止め」の問題である事が多く、嫌な仕事・面倒な仕事はたくさんありますが、どう受け止めるかはあなた次第です。

これを応用していくと、異動だろうが、転勤だろうが、怖くなくなります。ビジネスシーンでは、こういった人は信頼されますし重用されますので、きっと評価も高くなる事でしょう。これが自然とできるようになると「最強」に近づきます。

ギブ&テイク

ビジネスシーンはギブ&テイクの世界です。上記の受け止めが出来ている人は多くの事をギブする事ができます。ギブしたら必ずテイクする事を考えなければいけません。

ギブ&ギブは単なる搾取されているだけになってしまいますので、きちんと相応の対価を要求するべきです。それもはっきりと適切な対価を要求しましょう。これができないとあなたはただの「良い人」、悪く言うと「都合のいい人」になってしまいます。

何をテイクするかは色々ですが、評価が上がって出世したりボーナスが多少増えたりするかもしれませんが、そのあたりは会社の制度や業績次第なので、あまり期待せずに、仕事は仕事で返してもらうのが良いでしょう。

例えば、やりたい仕事にアサインしてもらったり、休みたいときに休みを優先して取らせてもらったりといったことや、ときには美味しいランチをご馳走してもらったりなんでもいいと思います。頑張った分は小さくてもいいのでねだりやすいものをねだりましょう。

そうすることで、より上司や同僚との信頼関係は強化されるので、仕事がしやすくなりますので、相手も気持ちよくお礼しやすくなりますし、次に頼むときにはきちんと仕事で返すように気をつかってくれるかもしれません。

適切な「解りやすいおねだりは潤滑油」となり信頼関係の構築に役立つ処世術の定番ともいえます。

初めては何事もチャンス

そして、これが今回の中では最後になりますが、あなた自身においてもですが、会社において前例の無い事を初めてやるときほど大きなチャンスはありません。

初めてなので、失敗するかもしれません。むしろ失敗することの方が多いと言えます。ですが、失敗は多くの事を学べますし、もちろん成功のために勉強しないといけませんが、お金もらって勉強ができると思えば非常に美味しいと思いませんか。

さらに成功すれば、どんなささいな事だろうと、社内初という事になりますし、実際のところ社外ではどこかで誰かが成功させている事をやるだけならその通りを真似てやれば良いのですから成功のチャンスは十分にあります。

難易度の見極めや自分の実力やフォロー体制などよく考えてリスクテイクすべきですが、リスクを取るだけの価値が十分にある可能性が高いです。

まとめ

私の考える「最強の処世術」は、「幸せの感度を上げ」「不幸の感度を下げ」何事にも前向きになりつつ、「仕事は常にギブ&テイク」で搾取されないように気を付けて、「解りやすいおねだりは潤滑油」として信頼関係を構築し、「初めては何事もチャンス」という事でチャレンジする事で成功しようという事でした。

そんなにうまくいくものかな?と思われるかもしれませんが、「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」というのは稲盛和夫の名言だそうです。

この言葉に似たようなものですが、最強の処世術と言いつつも、古くは孫氏の兵法書から稲盛和夫まで多くの先人が同じように考えていたと言えば説得力があるでしょうか。

少なくとも私のサラリーマン人生はうまいこといけたかなと幸せの感度高めに感じております。






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