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Designship2021で「美しい考え方をし、アウトプットに命をかける」ことを学んだ

こんにちは、イデイです。 
マネーフォワードの22新卒内定者で、インターンをしています。 
Designship 2021に参加して学んだことを、noteで共有したいと思います。 Designshipは、さまざまな業界の一流デザイナーにお話しいただけるデザインカンファレンスです。2日間に渡った、たくさんの講演の中から印象に残った2つの言葉を紹介させていただき、そこから私が学んだことをお伝えします。
この記事は、私の立場に近い「これからデザイナーになる方、なりたい方」に特に読んでもらいたいと思います。何か少しでも気づきが残ってくれたら嬉しいです。

印象に残った言葉🌟
1.  “ 美しい考え方をしよう ”
2.  “ デザイナーの役割は人の心を『動かす』 こと”

“ 美しい考え方をしよう ”

“ 美しい考え方をしよう ” は、深澤直人さんの講演「今デザインにできること」での言葉です。深澤さんは、デザイナーとして、大学教授として、多方面で活躍されています。
講演では「人間は選択する中で、安全・的確な解答を知っていて自然と選んでいます。これを置き換えると、美しい考え方をしようとしなくても人間は美しい考え方ができるはず、ということです。美しさを感じる力は、誰もが持っているもの。もし何かに迷ったら、選択の岐路に立ったら、美しい考えの方を選べば自ずと正しい答えが見つかるのではないか。」とおっしゃっていました。

言葉から感じたこと
🤔
私はこの言葉と考えに共感しました。デザインやアイデア発想には様々なフレームワークが存在しています。そういったものは効率よく結果を出すことに長けていますが、似たような答えしか生まれないという面もあると思っています。大学の講義でみんな同じフレームワークを使った時、「何だかどれも似てるアイデアだな...」と思った経験はありませんか?
私は本当に素晴らしいモノを生み出すためには本質的なデザインが必要だと思ってきました。でも「本質的なデザインって何だ?」に対する納得できる答えはなかなか表現できずにいます。その1つの答えとして “ 美しい考え方 ”という言葉はとてもしっくりきました。感じていることに対して気づき、問題・課題を定義し、その問題に対して美しい考え方をする。このようなプロセスが、人とモノと環境の関係性を正しく導くのかもしれないですね。

具体的なアクション🏃‍♂️
迷った時は “ 美しい考え方 ” の方を選ぶ

“ デザイナーの役割は人の心を『動かす』 こと”

“ デザイナーの役割は人の心を『動かす』 こと” は、前田育男さんの講演「デザインが日本を変える」での言葉です。前田さんは、マツダ株式会社デザイン・ブランドスタイル担当でマツダのデザインを牽引されている方です。
講演では「デザインの定義は広く複雑になってきても、デザイナーの役割はシンプルに人の心を『動かす』ことであり、そのために何を提供できるかだ」とおっしゃっていました。

言葉から感じたこと
🤔
私は以前から圧倒的な格好良さをマツダのデザインに感じていました。まさに心を動かされていました。その感動を生んでいたものは「とてつもない熱量・アウトプットに対する一切妥協のない想い」であったことを講演で目の当たりにしました。私は改めてアウトプットの重要性を思い知らされました。
デジタルなモノづくりは、車や駅の紙広告などと比べると「すぐに作れて、すぐに直す」ことができます。それはデジタルの良さです。しかし、だからこそ1つ1つのアウトプットに命をかけて作り込むような熱量を忘れやすい面はあるかもしれません。本当に嬉しい体験や感動を与えるようなモノをつくるためにはアウトプットに魂を込めることは不可欠なのでしょう。

具体的なアクション🏃‍♂️
デジタルなモノづくりこそ、アウトプットに命をかける

これからデザイナーになる私が学んだこと

私はUIデザイナーへの内定が決まったことで、「UIデザインを頑張ろう!」と意気込んでいました。しかし、デザインの様々な角度からの講演を聞き、自分の視野が狭くなっていたことに気づかされました。周りに壁を作って、自分の可能性を狭めていました。それは自分の頭で考えないで「何となくそれっぽい正解」を目指しているような、そんな状態に近かったと今では感じます。だから、深澤さんの“ 美しい考え方 ”が深く刺さったのかもしれません。固定観念に縛られず、本当の意味で誰かを喜ばせる答えへ導くのは“ 美しい考え方 ”だと共感しました。そして導いた答えが「人の心を動かすかどうか」は、アウトプットにかける熱量に左右されるでしょう。
私はDesignship 2021を通して、世の中で答えとされているものを追うのではなく「自分の美しい考え方で選択し、アウトプットに命をかけたい」と強く感じました。
と、理想だけが大きくならないように...謙虚に一歩ずつマネーフォワードのデザイナーとして成長していきたいです。

※当記事は個人的な見解を含んでいます。登壇者の意図と異なる可能性がございますのでご容赦願います。

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