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誰もが使える会計ソフトで暮らしを変える

こんにちは、イデイです。
マネーフォワードでインターンをしています。
2022年4月からマネーフォワード ビジネスカンパニー(以下略MFBC)でバックオフィス向けサービス『マネーフォワード クラウド』のデザインに携わる予定です。

今回は、同じ部署で活躍するまいまいさんにインタビューしたことをお伝えします。この記事は「バックオフィス向けサービスは自分とあまり関係ないな…」と感じているデザイナーや就活生の方に特に読んでいただきたいです。

プロフィール

まいまいさん
同志社大学社会学部メディア学科を卒業し、2018年新卒入社。
MFBC デザイン部 経理財務グループに所属し、京都拠点でIPO準備・中堅企業向けのクラウド会計ソフト『マネーフォワード クラウド会計Plus』のプロダクトデザインを担当している。

入社後に行ったこと
1年目  MFBCマーケティングデザイン、ベトナム拠点
2年目  会計アプリ&SMB会計のデザイン、京都拠点異動
3年目〜 会計Plusのデザイン

インドカレー屋のネパール人店長が使える会計ソフトを作りたい!

イデイ:本日はインタビューよろしくお願いします! まいまいさんが会計ソフトのデザインをしたいと思ったきっかけを教えてください。

まいまい:大学生の時にインドカレー屋さんでアルバイトした経験がきっかけです。
当時、ネパール人の店長が仕入れた食材のレシートを1つ1つ罫線に合わせてノートに貼って、ペンと電卓を使って、いつも「合わない、合わない...」って言いながら手書きで計算してたんですよ。日本語が上手ではなかったので、法律を理解して計算するのは難しかったみたいです。パソコンも苦手だったようなので、表計算ソフトも使ってなかったようです。税理士さんも手書きのノートを渡されても困っちゃいますよね。
その時にテクノロジーって、テクノロジーを使うのが得意な人のためにあるのではなくて、言語的な壁があったり、そもそもデバイスを買えなかったり、そういった人を助けてこそのモノなのではないかって思ったんです。

イデイ:確かに...!

まいまい:もし会計ソフトを使っていれば、毎晩店を閉めてから店長が電卓を使って計算していた時間がなくなるし、税理士さんが手書きのノートをPCに打ち込む手間もなくなりますよね。

イデイ:その空いた時間で家族と過ごせたり、しっかり睡眠を取れるようになったら生活まで大きく変わりそうですね!

まいまい:また日本という大きな単位で見ても、小さいお店の納税にも支えられていますよね。そういったことも含めて、サービスを使う人だけじゃなくて、周囲の人や関係する様々な人、みんなが幸せになる話だと思います。
テクノロジーの力が届きにくい人に会計ソフトの様なバックオフィス向けサービスを使ってもらえたら、便利になって生活までも良くなると思うんですよね。

イデイ:そういった方にも、もっと使ってもらいたいですよね!

まいまい:面倒な業務でも「そうするのが当たり前だから...」「決まっていることだから...」という考えが、届きにくい原因の1つかもしれないです。仕事の習慣って、自ら進んで選択しないと変化しにくいものですよね。だからこそ今やってる会計ソフトのデザインは、やりがいがありインパクトが大きいと思います。
いずれはインドカレー屋のネパール人店長が使える会計ソフト、そんなサービスをつくりたいです!

新卒1,2年目の経験

イデイ:新卒1年目はどんな仕事でしたか?

まいまい:マーケティングのチームに所属して、バナーやLPのデザインをしていました。「どういう訴求にするか?どういうクリエイティブにするか?」を先輩と相談しながら進めていましたね。
1年目の終わり頃は、エンジニアが多いベトナム拠点でサービスの立ち上げをしました。

イデイ:そうなんですね!現地に行かれたんですか?

まいまい:行きました! 少し冗談も込めて「ベトナム行けますかね?」って言ったら実現しちゃいました笑

イデイ:2年目はどんな仕事でしたか?

まいまい:『クラウド確定申告』と 『クラウド会計』の2つのプロダクトに同時並行で関わっていました。 この頃から本格的にプロダクトのデザインに関わるようになってきました。

京都拠点で始まった新規サービス

まいまい:2年目の12月頃に京都拠点への異動を希望し、当時新しく開発することになった、IPO準備・中堅企業向けのクラウド会計ソフト『マネーフォワード クラウド会計Plus』のデザインを担当するようになりました。

イデイ
:『クラウド会計Plus』ってどんなサービスですか?

まいまい:ざっくり言うと「大企業やIPOを目指してる会社の経理部が使う会計サービス」です。IPOをしようと思うと、帳簿が改ざんされてないことが担保されていないといけないので、内部統制に対応したサービスが『クラウド会計Plus』です。

イデイ:え…っと、なんか難しそう...ですね?

まいまい:難しそうに聞こえるんですけど意外とやることはシンプルで、正しい数字で帳簿が作れるってことです!

イデイ:なるほど!ユーザーへのインタビューはしてますか?

まいまい:『クラウド会計Plus』になってからは、かなりインタビューすることが増えました。苦労することはそれぞれの企業さんで当たり前としてる業務フローが全く違う場合があることです。特殊な前提のお話を伺っていて、話を全然理解できない時があります。逆に他の企業さんにとって特殊な状況を、私たちが普通の事だと思って話を進めてしまうこともあります。

イデイ:それぞれが当たり前だと思ってることが異なる場合があるんですね。

まいまい:あとは『クラウド会計Plus』では、使う人と導入する人が違ったりします。導入するのを決めるのは経理部長だけど、実際に使うのは部下の方が使うということが結構ありますね。

イデイ:そこで意識することってあるんですか?

まいまい:やっぱり使う人のことを第一に考えられる存在でいたいなって思います。売れるために日々の使いやすさを失ってはいけない、と普段から意識していますね。

より具体的に『クラウド会計Plus』のデザインについて気になる方はこちらの記事へ

新人1年目でも関係なくチャレンジできる環境

イデイ:これまで働いてきて、マネーフォワードはどんな環境ですか?

まいまい:若手でも意見を言いやすい雰囲気があったり、「ベトナムに行きたい!」「京都に行きたい!」という気持ちを尊重してもらったり、やりたいことに対してチャレンジできる場を用意してくれる会社だなと思います。絶対にできる訳ではないですけど、やりたいと思ったことはとりあえず口に出しておくことは大事かもしれないです。

まとめ

お話を伺ってみて、まいまいさんのアルバイト先の店長さんが領収書の整理に苦労していた姿から、「インドカレー屋のネパール人店長が使える会計ソフトをつくりたい」と思ったというエピソードが印象的でした。さらに会計ソフトは会計業務だけでなく、その周囲の生活にまで影響を与えるものだと気づかされました。私はこれまで会計ソフトは縁遠いモノと思っていましたが、意外と身近な人の日常生活を変えてくれるのだとインタビューを終えて感じました。
私自身もアルバイトの中で、給与振込が2ヶ月後だったり、シフトを紙で提出したりといった経験をしましたが、仕方ないものだと気に留めていませんでした。しかしそれらを効率的にすることは、世の中を便利にし、多くの人の暮らしを変えるかもしれないですね。


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