Twitter今日の一曲2019

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.09.21 - 27

9月21日(土)
長年やってるけど、なかなかヒットが出なかったのが、何かがきっかけでブレイクするミュージシャンていますよね。プロデューサーを変えたとか、レーベルを移ったとか。

今日の1曲は、フィラデルフィア・ソウルを代表するグループの1つのそんな転機となった曲です。それまで10年以上活動していて、マイナーなヒットしかなかった人たちが突然放った大ヒット。まあ、実力があったということではあるのですが。

曲の内容としては、お前の女を目当てにすり寄ってくる、調子のいいあいつに気を付けろ、そんな歌詞の曲です(笑)

1972年のヒット曲。17時過ぎに。

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【Back Stabbers (1972)】
オージェイズは1958年から活動していましたが、60年代にはマイナーなヒットをいくつかとばしただけでした。キャリア的なピークは1970年代で、この曲(と同名のアルバム)のヒットが大きな転機になり、その後いくつかのヒット曲を生み出しています。 https://youtu.be/hzTeLePbB08


9月22日(日)
「わかっちゃいるけどやめられない」というのはクレージーキャッツの名曲の一節ですが、まあ小さなクセとかそんなことなら可愛い話ですが、それがとてもエキセントリックな行動になってしまうと、話は複雑で。

今日の1曲は、そんな、なぜだかわからないけど、極端な行動に走ってしまうんだよ俺は、的な内容の曲です。アメリカの男性シンガーのロックナンバーですが。

躁鬱気質の症例みたいな歌ですが、この曲、実はそのシンガーが当時の奥さんに向けて書いた曲なんだそうです。そんな行動に走りがちでごめんな、みたいな?まあ、スターのエゴというものは扱いが難しいですね。

1989年のヒット曲です。19時ごろに。

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【I Go to Extremes (1989)】
ビリー・ジョエルの『ストーム・フロント』アルバムからのシングルカット曲。彼の曲には自分の破天荒さを歌ったものが他にもありますが、この曲は当時の奥さんに謝罪をするために書いたのだとか。印税は慰謝料になったのかな。知らんけど。 https://youtu.be/5xgjtm4_M20


9月23日(月・祝)
えーと、昨日一昨日と色々セッションしたりライブに行ったり、それからセッションしたりそれとセッションもしたので、今日の1曲を何にするのか全然考えてなくてですね(汗)で、目についたのがあの黒い表紙のスタンダード曲集だったのですね。

で、まあその本を手に取ってえいやっと開いて目に付いたのが見開き左ページのあの曲だったので、今日の1曲はそれです。当たり前ですが、スタンダードナンバーです。1940年代に書かれた曲。

この曲は、ビリー・ホリデイの歌が一番有名なのですが、他にも多くのアーティストがカバーしています。ノラ・ジョーンズとか。インストでもチャーリー・パーカーとかね。今日はあの白人の女性ジャズ・シンガー/ピアニストのバージョンです。

1957年のアルバムから。19時ごろに。

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【Lover Man (1957)】
1941年に書かれた歌でして、ビリー・ホリデイによるバージョンがなんといっても有名なのですが、元々彼女に送られてきたファンレターに書かれた詞に曲をつけたのだそうです。今日は休日なので(意味不明)ブラッサム・ディアリーの歌とピアノでどうぞ。https://youtu.be/SavtWKnByOM


9月24日(火)
今日の1曲は、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングが放ったヒット曲の1つです。といっても、ニール・ヤングはたしかこの曲には参加してなかったと思いますが。曲の作者はグラハム・ナッシュで、まあバンドの内情は良くわからないですが、結構個人的な曲ではあります。

イギリス人のグラハム・ナッシュは、当時カリフォルニアで、あのカナダ生まれの女性歌手と同棲生活を送っていました。で、そんな生活を元に生まれたのがこの曲です。「カウンター・カルチャー世代の家庭的幸福を歌った」なんていわれたりもしますが、ファンの多い曲でもあります。

ある日2人が出かけた時に、ヴェンチュラ・ブルヴァードで彼女と一緒に買って帰った花瓶のこととか、そんなのがちりばめられています。ニール・ヤング的には興味のない話だったのかもしれません(笑)

1970年リリースの曲です。19時ごろに。

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【Our House (2018)】
オリジナルはクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの『デジャ・ヴ』アルバムに収録された曲。ナッシュは当時同棲していたジョニ・ミッチェルとのエピソードを元にこの曲を書きました。昨年のジョニ・ミッチェル75歳の誕生日を祝うコンサートから。 https://youtu.be/wl7jm0DoCsA


9月25日(水)
レイ・チャールズの曲、といってもたくさんあるわけですが、代表的なやつを取り出してもそれでも色々ありますよね。偉大な歌手でした。

今日の1曲はそんなレイ・チャールズの代表曲の1つ……のカバー・バージョンです。オリジナルは1960年代初頭に出たヒット曲です。

この曲のタイトルは、レイ・チャールズの伝記的な映画『Ray/レイ』の正式なタイトルが決まるまで、ずっと仮題となっていたそうです。今日はあのイギリスの男性歌手によるカバーでお送りします。

1987年のアルバムのタイトルチューンでもありました。19時頃に。

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【Unchain My Heart (2012?)】
オリジナルはレイ・チャールズが1961年に歌ってチャート9位(R&Bチャートでは1位)に上るヒットとなり、彼の代表曲の1つになりました。ジョー・コッカーは1987年にこの曲をカバーしています。動画は2012年のモスクワでのコンサートからのようです。 https://youtu.be/CxTk0Wq-jKc


9月26日(木)
モダン・ジャズでバリトンサックスのプレイヤーというと、まずあの人が浮かぶと思うんですよね。あとハーモニカというとやっぱりあの人になってしまうかと。まあ少数派ってことなんですけどね。

今日の1曲はこの2人が一緒に演奏している動画を見つけたので、それをご紹介します。どこかのTVでの新年の特番か何かのライブ演奏を録画したもののようです。バリトンサックスの人が好むピアノレスでの演奏です。

曲は、バリトンサックスの人がそんなピアノレスカルテットにトランペットを加えて演奏したバージョンが有名なモノでして。タイトルにある有名なジャズフェスティバルの創設者の名前が使われています(トリビュートソングってことですね)。

1986年ごろの演奏です。19時ごろに。

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【Line for Lyons (1986)】
ジェリー・マリガンのピアノレスカルテットがチェット・ベイカーと録音したのが有名な曲。動画はTVの新年特番でマリガンとトゥーツ・シールマンスが共演したもの。Lyonsはモントレーのジャズフェスの創設者の名前です。ベースはレイ・ブラウン。 https://youtu.be/cLz4jwLN610


9月27日(金)
スウェーデンという国は、そんなに大きな国ではないのですが、多くの人気ポップ/ロックアーティストを生み出していますね。世界的ミュージシャンの人口比では世界一かもしれません。知らんけど。

今日の1曲 は1990年代に結成されたスウェーデンのポップ・ロック・バンドの世界的なヒットナンバーです。危機に瀕した恋人との愛をなんとか建て直したいという女性の心を歌った歌です。

なんでもこの曲を結婚披露宴でかけたりする人がいるらしいですが、ちょっとそれはやめた方がいいじゃないかと思うんですが。Love me〜といった歌詞が繰り返されるので、なんとなくいいと思っちゃうんでしょうかね?

1996年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Lovefool (1996)】 
1994年デビューのスウェーデンのポップ・ロック・グループ、カーディガンズの3枚目のアルバムからシングルカットされた世界的ヒットナンバー。レオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ+ジュリエット』(1996) のサウンドトラックにも使われました。 https://youtu.be/NI6aOFI7hms

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。